世界3位アルカラス「サーブを少し変えた」 全仏OPで3年連続16強<男子テニス>

AI要約

全仏オープン男子シングルス3回戦でアルカラスがストレート勝利しベスト16進出。試合後の会見でサーブ改善を明かす。

負傷に悩まされながらも前半戦で好成績を収めたアルカラスは右前腕の問題を抱えていた。

アルカラスがサーブを変更し、5月31日の試合では73パーセントの確率でポイントを獲得するなど成功を収めた。

世界3位アルカラス「サーブを少し変えた」 全仏OPで3年連続16強<男子テニス>

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5月31日、男子シングルス3回戦が行われ、第3シードのC・アルカラス(スペイン)が第27シードのS・コルダ(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-5), 6-3のストレートで破り、3年連続3度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見でアルカラスはサーブを改善したと明かした。

21歳のアルカラスは今季、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で2連覇を達成しツアー通算13勝目を飾った。しかし、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準々決勝敗退となると、その後の2大会を右前腕の負傷により欠場。

不安の残るなか出場した4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)には3連覇をかけ出場するも準々決勝で敗退。続くBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)はまたしても右前腕の負傷により欠場を余儀なくされた。

引き続き右腕にサポーターを付け臨んだアルカラスは今大会、1回戦でラッキールーザーで本戦入りした世界ランク107位のJ・J・ウルフ(アメリカ)、2回戦で予選勝者で世界ランク176位のJ・デ・ヨング(オランダ)を下し3回戦に進出した。

そして3回戦、アルカラスは38本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを許したものの自身は4度のブレークに成功し2時間39分で勝利した。

試合後の会見でアルカラスは「本当にいい試合だった。とてもいい感じだったよ。コート上を動き回ってボールを打てたのでフィジカル的には正直言って素晴らしい気分だった。本当に厳しい試合だったけど、ポイントや難しい瞬間、全てに対処できたことにとても満足している」とコメントした。

また、最近サーブを変えたことについて会見で質問を受け、次のように明かしている。

「少し変えたよ。以前からそれに取り組んでいた。それは僕が改善しなければならないことだし、サーブゲームを少し改善するだけでも本当に役に立つと思う。動きについて変更したよ。サーブの動きを良くするだけなんだ。大きな変化ではなかったけど、少し動きが良くなったと思うよ」

勝利したアルカラスは4回戦で第15シードのB・シェルトン(アメリカ)と第21シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)の勝者と対戦する。

同日には第2シードのJ・シナー(イタリア)、第9シードのS・チチパス(ギリシャ)、世界ランク35位のM・アルナルディ(イタリア)、同79位のC・ムーテ(フランス)が16強に駒を進めた。