広島、鉄壁守備で優勝 山崎稜「たまに何やってるか分からない(笑い)」平均82・6得点の琉球を50点に封じる

AI要約

広島が琉球を65―50で破り、初優勝を果たしたBリーグ日本生命チャンピオンシップ決勝の様子。

広島のディフェンスが勝因であり、特にスイッチディフェンスの精度が高かった。

選手たちはチーム内で連携し、最終的に守り切って勝利を収めたことを語った。

広島、鉄壁守備で優勝 山崎稜「たまに何やってるか分からない(笑い)」平均82・6得点の琉球を50点に封じる

◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 日本生命チャンピオンシップ(CS)決勝 広島65―50琉球 第3戦(28日、横浜アリーナ)

 史上初の西地区対決となった決勝は、2戦先勝方式で1勝1敗の第3戦が行われ、広島が前回王者の琉球に65―50で勝ち、初優勝。ワイルドカードからの制覇は、A東京、宇都宮に続き3チーム目となった。また、B2から昇格したチームが制するのは史上初だった。

 一方の琉球は、2018~19年のA東京以来、史上2チーム目の連覇を逃した。

 試合後、会見に登壇したカイル・ミリング監督は、相手を50得点に封じたディフェンスを勝因に挙げた。その中でも、琉球を苦しめたスイッチディフェンスの精度について問われると、「正直、僕自身もどんなディフェンスしてるか分からないこともある(笑い)。今日だけじゃなく、CSの戦い、シーズンを通してやり続け、どんどん精度の高いディフェンスが構築された」と胸を張った。「琉球さんは素晴らしいチーム。能力の高い選手がいて、素晴らしいチームにどう勝つか試行錯誤考えた結果、相手のリズムを崩すしかないと思った」と見事、守備から自分たちの流れに持ち込んだ。

 シューティングガード・山崎稜も「監督が言ったように、僕らもたまに何やってるか分からないようなディフェンスをしてる(笑い)。それはみんながコート上でしゃべって、それぞれがヘルプしあえるから成立していると思う。終盤にかけて守れてた感覚はあった」と語った。