エムバペ、マドリー移籍ならパリ五輪出場は断念か!? 自国開催で金メダル獲得をめざすフランスU-23代表のアンリ監督には大きな痛手!

AI要約

キリアン・エムバペがレアル・マドリー移籍を決断した場合、母国パリで開催されるオリンピックへの出場が困難になる可能性が高い。

エムバペはパリ・サンジェルマンの象徴的存在で、6シーズン連続得点王の実力者だ。しかし、スペインのクラブでは五輪出場を認めない方針を持っている。

フランスは大エースを欠いて五輪に挑むことになる見込みで、金メダル獲得への道が厳しくなりそうだ。

エムバペ、マドリー移籍ならパリ五輪出場は断念か!?  自国開催で金メダル獲得をめざすフランスU-23代表のアンリ監督には大きな痛手!

 キリアン・エムバペのレアル・マドリー移籍が正式発表されれば、母国の首都パリで開催されるオリンピックへの出場は、断念せざるを得なくなりそうだ。スペイン紙『MUNDO DEPORTIVO』などが報じている。

 エムバペはパリ出身で、2017年から7年間、パリ・サンジェルマンのエースとしてもプレーしてきた、いわば街の象徴的な存在だ。加えて、リーグ・アンで6シーズン連続得点王に輝いた実力者でもある。

 フランスU-23代表監督のティエリ・アンリも、この25歳のストライカーを「チームのクオリティーを高めることができる」と、オーバーエイジ枠での起用を希望している。

 しかし、今夏はA代表のビッグイベント、ユーロ2024(6月14日~7月14日)もドイツで開催される。パリ五輪のサッカー競技は7月24日~8月9日で開催され、日程的に被ることはないが、両大会の出場を認めてしまった場合、大会終了後、選手に約1か月の休養期間を与えなければならず、8月17日&18日に実施予定のラ・リーガ開幕に間に合わない。

 パリSG残留であれば参戦の可能性もあったが、マドリーは現在、基本的にトップチームの選手の五輪出場を認めないという立場を堅持している。

 五輪はワールドカップやユーロなどの国際Aマッチと異なり、招集するためには所属クラブの理解が必要となる。自国開催での金メダル獲得をめざすフランスは、大エースを欠いて戦いに臨むことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部