リベンジ食らい屈辱の2部降格 ラグビーの花園近鉄ライナーズ、1部へ「1年で戻る」

AI要約

花園近鉄ライナーズは2年連続最下位で、2部降格が決まった。

入れ替え戦で2連敗し、2部1位の浦安DーRocksに敗れた。

パフォーマンスの不足やミスが敗因で、2部での戦いを覚悟している。

リベンジ食らい屈辱の2部降格 ラグビーの花園近鉄ライナーズ、1部へ「1年で戻る」

ラグビーリーグワン1部で2年連続最下位(12位)の花園近鉄ライナーズは、2部との入れ替え戦2試合を行い、2連敗で来季の2部降格が決まった。昨季の入れ替え戦と同じ対戦相手で2部1位の浦安DーRocks(千葉)にリベンジを食らう屈辱を味わった。

ライナーズは18日の東京都内での第1戦を12-21で逆転負け。24日夜の地元・花園ラグビー場(大阪府東大阪市)での第2戦は、相手に10点差以上で勝つことが1部残留の条件だった。

ウィル・ゲニア選手が先制トライを決め、クウェイド・クーパー選手がゴールを積み重ねるなど、元豪州代表のコンビらが活躍。後半の途中まで相手に10点差以上でリードし、〝1部残留〟が見えかけた。だがプレーにミスが重なり、相手に何度もトライを許してしまい、30-35で敗れた。

チームとして避けたかった2部降格。ただ今季は入れ替え戦を含め18試合でわずか1勝と勝てなかった。チームを指揮する向井昭吾ヘッドコーチは「流れをつかみきれず、規律(戦術上の決めごと)を守れなかった」と敗因を分析した。

来季は3季ぶりに2部で戦う。観客席のファンからは「舞いあがれ!舞いあがれ!」などと選手らを激励する声もあがった。チームスタッフは公式X(旧ツイッター)で「この悔しさを忘れずに。」と投稿した。

昭和4(1929)年創設の古豪を率いる野中翔平主将は「1年で(1部に)戻れるよう、よい結果を出す」と巻き返しを誓った。