ドジャース・ロバーツ監督、不安定な新加入右腕にマウンド上で愛のハグ「我々は君を愛しているよと伝えたかった」

AI要約

ドジャースは1-4で敗れ、今季初の同一カード3連敗を喫した。山本由伸投手は5回を投げて6被安打4失点で2敗目。大谷翔平選手は4打数1安打1得点。

ドジャース打線がつながらず、20年ぶりの5連敗を喫した中で、監督が救援投手ラミレスに励ましのハグをするシーンがあった。

ロバーツ監督はラミレスに自信を持つよう伝え、ラミレスはそのメッセージを受けて1回無失点のハートビーを打った。

ドジャース・ロバーツ監督、不安定な新加入右腕にマウンド上で愛のハグ「我々は君を愛しているよと伝えたかった」

◆米大リーグ レッズ4―1ドジャース(26日・米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャースは1-4で敗れ、今季初の同一カード3連敗を喫した。先発の山本由伸投手が、5回を投げて6被安打4失点で、今季2敗目。左太ももに打撲を抱える大谷翔平選手は4打数1安打1得点。1時間9分の雨天中断を挟んだ試合は、散発4安打と打線がつながらず。2019年以来5年ぶりの5連敗を喫した試合の中で、D・ロバーツ監督が、不調の救援投手ラミレスに愛のハグで励ますシーンがあった。

 敗戦濃厚な8回。3番手のラミレスが、安打と2者連続死球で2死満塁のピンチを迎えると、三塁ベンチからロバーツ監督が出てきた。交代では、なかった。指揮官は、ラミレスに両手でハグをした状態で、耳元でしばらくの間、ささやき続けた。

 「新しく加入して、いいところをみせようと頑張っていたが、この前も制球に苦しんでいた。彼が感情的になっていると思ったし、重圧を取り除いてあげたかった。彼に、自信を持って欲しかったし、我々は君を愛しているよと伝えたかった」と、ロバーツ監督。

 開幕はオリオールズで迎え、メッツを経て、ドジャースへ。目まぐるしく所属が変わった右腕ラミレスは、2日前の前回登板で、2死球1四球で1死も奪えず、降板。消沈していた。

 指揮官の愛にあふれたメッセージを受けると、続くハートビーを左飛に打ち取り、1回無失点。敗戦の中にも、今後につながる光明となった。