【新潟】野戦病院 負傷者だらけで控えFW不在、DF早川史哉が意地の1発も福岡に敗れ2連敗 

AI要約

アルビレックス新潟は2連敗となる中、アビスパ福岡にホームで1-2で敗れた。

新潟は負傷者が続出し、試合前日には練習に参加できる選手が限られていた。

新潟は苦しい状況だが、選手たちは責任と強い気持ちで戦い続けている。

【新潟】野戦病院 負傷者だらけで控えFW不在、DF早川史哉が意地の1発も福岡に敗れ2連敗 

<明治安田J1:新潟1-2福岡>◇25日◇第16節第1日◇デンカS

 アルビレックス新潟はホームでアビスパ福岡に1-2で敗れ、2連敗となった。2点を追う後半追加タイム3分、右クロスから左DF早川史哉(30)が意地の1発をたたき込んだが、「勝利につながらず、喜べない」と今季2得点目も空砲に終わり笑顔はなかった。

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 新潟が「野戦病院」と化している。多くの負傷者を抱え、福岡戦前日はフィールドプレーヤーが17人しか練習に参加できない実態。この日の控えメンバーにFW登録の選手はいなかった。限られた戦力をやりくりしながら15日間で公式戦5連戦を戦った松橋力蔵監督(55)は「言い訳になってしまうが、全体的に疲労は間違いなくあった。攻撃のギアチェンジが非常に少なく、セーフティーなサッカーになってしまった」と振り返った。

 怒濤(どとう)の5月連戦が終わったが、6月もリーグ戦、カップ戦と公式戦8試合が組まれている。タフな戦いの連続となるが戦列復帰は堀米悠斗(29)と森璃太(22)のDF登録2人のみ。苦しい台所事情は続きそうだが、早川は「(試合に)出られる選手が責任と強い気持ちでプレーしていくしかない」と気持ちを落とすことはしなかった。【小林忠】

 ○…クラブは25日、22日のルヴァン杯3回戦・J2ブラウブリッツ秋田戦で負傷交代したMF星雄次(31)の右腓骨(ひこつ)骨折を発表した。全治は受傷後8週間の見込み。また、15日横浜F・マリノス戦で負傷交代したDF長谷川巧(25)が、右大腿(だいたい)二頭筋損傷と診断されたことも併せて発表。全治は受傷後4週間の見込み。