川崎、目と目で通じ合う「狙い通り」のワンツー先制弾…MF脇坂泰斗、遠野大弥との連携で今季4点目

AI要約

川崎は前半に脇坂泰斗のゴールで先制するも、後半に柏に追いつかれ引き分け。

脇坂泰斗のゴールは家長昭博との連携から生まれ、遠野大弥とのワンツーも決まる。

しかし、後半は柏に押され、セットプレーからの失点が課題となる。

川崎、目と目で通じ合う「狙い通り」のワンツー先制弾…MF脇坂泰斗、遠野大弥との連携で今季4点目

◆明治安田J1リーグ第16節 川崎1―1柏(25日・U等々力)

 川崎は前半30分にMF脇坂泰斗のゴールで先制したが後半に追いつかれ、ホームで柏と引き分けた。連敗を2で止めたが、3試合ぶりの勝利はならなかった。

 先制シーンは川崎らしさが詰まっていた。前半30分、右スローインからFW家長昭博が縦に入れた浮き球のパスをFWゴミスが落とすと、MF脇坂泰斗が受けた。「バフェ(ゴミス)に入った後の落としのクオリティーは高いので。たくさんの選択肢を作ることを全員が意識してやった結果、前向きでサポートできた」

 するとMF遠野大弥とのワンツーで再び脇坂が受けると、勢いそのままに右足で今季通算4点目となる先制ゴールを決めた。「大弥とのワンツーも狙い通りでした。シュートもその前の決定機で下を狙って(柏GK)松本選手に防がれていたので、上を狙いました」と振り返った。

 ワンツーを受けた遠野も「ヤス君(脇坂)が見えたので。うまくワンタッチで運べるところに置けたのが良かった」と全てがうまくいった形。「ヤス君もあそこで目が合ったので、丁寧に落としてあげられて本当に良かった」と狙い通りの連携だった。

 ただ、この日は後半に柏の勢いを受け、チームとしてもペナルティーエリア付近でファウルを与える機会も増えた。主将の脇坂は「前向きで柏の選手に奪われるシーンが多かった。そのまま決定機になるシーンもあった。後ろのビルドアップの質と配置の所で良くなかった」と振り返る。

 そして「前節もFKから失点したりと、セットプレーからの失点が多い。ファウルは気をつけようと試合前、ハーフタイムにも話し合っていた。個人のところではもう少し我慢が必要ですし、守備で対応しているところを1対1にさせないとか、プレスバックをするといったところがまだまだ足りない」と今後の糧としていく。