ジョコビッチ「僕は優勝候補ではない」今季タイトルなしで全仏OPへ<男子テニス>

AI要約

男子テニスのゴーネット・ジュネーブ・オープンでの第1シードN・ジョコビッチが世界ランク44位のT・マハーチに敗れ準決勝敗退。ジョコビッチは全仏オープンに向けて不安を残す。

ジョコビッチは今季タイトル獲得が0であり、フルセットの激戦を経て準決勝で敗れた。全仏オープン連覇に向けて心配を口にした。

ジョコビッチはメディカルタイムアウトを取るなど体調不良を訴えながらも試合を続行。しかし最終的に敗れ、全仏オープンに向けて課題を残した。

ジョコビッチ「僕は優勝候補ではない」今季タイトルなしで全仏OPへ<男子テニス>

男子テニスのゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)は24日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク44位のT・マハーチ(チェコ)に4-6, 6-0, 1-6のフルセットで敗れ準決勝敗退となり、今季初のツアー決勝進出とはならなかった。試合後の会見でジョコビッチは26日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に向けて「僕は優勝候補ではない」と述べた。

今シーズンいまだ獲得タイトルが0となっている世界ランク1位で37歳のジョコビッチ。次週には連覇のかかる全仏オープンが控えるなか今大会への出場を決めた。

迎えた今大会は初戦の2回戦で世界ランク85位のY・ハンフマン(ドイツ)、準々決勝で第6シードのT・フリークスポール(オランダ)を下し4強入りした。

そしてこの日の準決勝、ジョコビッチは第1セットの第4ゲームで先にブレークを奪いリードしたものの、第6ゲームからマハーチに5ゲームを連取され先行される。

第1セット終了後にジョコビッチはメディカルタイムアウトを取り、ドクターの診察を受けるなど体調がすぐれない様子をみせるも試合を続行。すると第2セットではマハーチが精彩を欠き、ジョコビッチは1ゲームも奪われずに6ゲームを連取して1セットオールに追いつく。

しかし、迎えたファイナルセット、ジョコビッチはサービス時のポイント獲得率が44パーセントに留まりマハーチに3度のブレークを許すと、自身は1度もブレークを奪えず、2時間6分で準決勝敗退となり、全仏オープンに不安を残す結果となった。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載し全仏オープンに向けて次のように語った。

「(全仏オープン連覇について)もちろん心配している。今年は全く良いプレーができていない。いい試合も何試合かあったけど、それが現実だ。受け入れるしかない。一戦一戦こなして、自分がどこまで行けるか見ていきたい。僕は優勝候補ではないし、やるべきことがたくさんあるんだ」

また、試合途中でメディカルタイムアウトを取ったことについては「今日は胃も調子も最悪だった。昨夜も今日もあまり良いものではなかった。正直なところ、この試合についてどう考えればいいのかわからない。このことは忘れてパリに向かうよ」と語った。

なお、勝利したマハーチは決勝で第2シードのC・ルード(ノルウェー)と世界ランク56位のF・コボッリ(イタリア)のどちらかと対戦する。