【NFL】先発の座を争う準備ができているスティーラーズQBフィールズ、トレードは「ショックではなかった」

AI要約

シカゴ・ベアーズは2度のNFLドラフト全体1位指名権を活用し、2023年にはオフェンシブタックルを指名し、2024年にはQBケイレブ・ウィリアムズを獲得した。

トレードされたジャスティン・フィールズはショックを受けず、チームメイトやファンに感謝の気持ちを示し、新たなチャンスへと意気込んでいる。

フィールズの希望するスティーラーズ入りが実現し、再びチャンスを掴むことができる状況となっている。

【NFL】先発の座を争う準備ができているスティーラーズQBフィールズ、トレードは「ショックではなかった」

シカゴ・ベアーズは過去2年のオフシーズンの両方で、NFLドラフト全体1位指名権を保有していた。2023年、ベアーズがトレードダウンしてオフェンシブタックル(OT)を指名したとき、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズはチーム内での自分の立ち位置を理解していたはずだ。今年は事情が異なっている。

ベアーズは2024年にドラフト全体1位指名権を手放さず、それを南カリフォルニア大学(USC)のQBケイレブ・ウィリアムズの指名に使用。ウィリアムズが進む道をクリアにすべく、ベアーズは3月にフィールズをピッツバーグ・スティーラーズにトレードしていた。

現地21日(火)、トレードされてから初めてピッツバーグのメディアの取材に応じたフィールズは、シーズン終了時にベアーズの一員として臨んだ記者会見で感じたことをもとに、トレードされたこと――あるいは、イタリア滞在中に夕食をとろうとしていたときにトレードの知らせを受けたこと――によって不意打ちをくらったわけではないと明かした。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』によると、フィールズは「ショックではなかった。何が起ころうとしているのか、前もって分かっていた」と報道陣に話したという。

フィールズはベアーズのトレードへの対応ぶりを称賛し、自身のベアーズ時代がやや不当な形で終わりを迎えたことに区切りをつけようとした。

『ESPN』によると、フィールズは「山あり谷ありだったけど、全体として、チームメイトと築いたすべての関係に感謝している。彼らは(フィールズが)この街やファン、かつてのチームメイトやコーチに愛情しか抱いていないことを分かっている」と語ったという。

スティーラーズは自身が希望していた所属先だったと今オフシーズンに明かしたフィールズは、ベアーズのジェネラルマネジャー(GM)ライアン・ポールズにもその希望を伝えていた。しかし、スティーラーズがQBラッセル・ウィルソンと契約しただけではなく、ドラフト1巡目で指名したQBケニー・ピケットを依然としてロースターに抱えていたことから、その扉は閉ざされたかのように見えていた。ピケットがフィラデルフィア・イーグルスにトレードされたことで、再びフィールズにチャンスが訪れている。