阪神・岡留 重圧なんの!急きょ回ってきた大役果たすプロ初セーブ「いつも通り。いつも通り緊張していた」
阪神は延長10回にDeNAを6-5で下し、岡留がプロ初セーブを挙げた。
岡留は主軸を3人斬りし、冷静にアウトを重ね、重圧に屈しなかった。
岡田監督は勝負に徹し、勝利への執念を見せた。
◇セ・リーグ 阪神6ー5DeNA(2024年9月21日 横浜)
阪神・岡留が、プロ初セーブを挙げた。1点を勝ち越した延長10回、DeNAの主軸を3人斬り。佐野を左飛、オースティンをフルカウントからスライダーで空振り三振、途中出場で3ランを放った宮崎を三ゴロに仕留め、大役を果たした
「結果的にそうなっただけで、(セーブを)あまり考えていなかった。目の前のいいバッターを1人1人抑えるだけと思っていた」
ゲームセットの瞬間をマウンドで迎えたサイド右腕は、冷静に振り返った。ゲラも岩崎も投げた後。急きょ回ってきた抑えの役目は普段以上の重圧がかかったはずだが、「いつも通り。いつも通り緊張していた」と、淡々とアウトを重ねた。
岡田監督は、先頭の佐野にだけ左腕・富田を投入する案が浮かんだという。「それで、また塁に出したら(岡留に)負担がかかるから。(10回の)頭からいけと。かまへんからもう、そんなもん別に」。前日20日は西勇を3回途中で見切り、この日は勝利投手まであと1死の青柳に交代を告げた。この最終局面は勝負に徹し、ブルペンをフル稼働させる。(倉世古 洋平)