内山靖崇 第1シード撃破の大金星で8強、5年ぶり3度目のツアー準々決勝へ<男子テニス>

AI要約

内山靖崇が杭州オープンで第1シードのH・ルーネを破り準々決勝進出。約5年ぶりのツアー大会での大金星を挙げた。

内山は過去5年で2度のチャレンジャー大会優勝を達成し、今大会でも好調を維持している。

ツアー大会での8強入りは約5年ぶり3度目。準々決勝では元世界ランク3位のM・チリッチと対戦が決定している。

内山靖崇 第1シード撃破の大金星で8強、5年ぶり3度目のツアー準々決勝へ<男子テニス>

男子テニスの杭州オープン(中国/杭州、ハード、ATP250)は21日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク160位の内山靖崇が第1シードで同14位のH・ルーネ(デンマーク)を7-5, 6-4のストレートで破る大金星を挙げベスト8進出を飾るとともに、ツアー大会で約5年ぶり3度目の準々決勝進出を果たした。

32歳の内山は4月のVitro釜山・オープン(韓国/釜山、ハード、ATPチャレンジャー)で約5年ぶりにチャレンジャー大会を制覇。さらに8月の張家港 国際 チャレンジャー(中国/張家港、ハード、ATPチャレンジャー)でもタイトルを獲得しキャリア7度目のチャレンジャー大会優勝を飾った。

その内山は今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。本戦1回戦ではラッキールーザーで出場した世界ランク302位のJ・マッケイブ(オーストラリア)を下しツアー大会で約3年ぶりの白星を飾った。

21歳のルーネとの顔合わせとなった2回戦の第1セット、内山は第1ゲームでミスを重ねるルーネから先にブレークを果たす。内山はサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでブレークバックを許すも、直後の第11ゲームでルーネのダブルフォルトを活かし2度目のブレークに成功。その後の第12ゲームをキープし先行する。

続く第2セット、内山は第2ゲームでブレークを許し3ゲームを連取されるが、第5ゲームでラリー戦からボレーを決めブレークバックに成功。これで勢いに乗った内山は第7ゲームでもブレークを奪い、ストレート勝ちでベスト8進出を決めた。

内山がツアー大会で8強入りするのは2019年10月の楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオン シップス 2019(日本/東京、ハード、ATP500)以来、約5年ぶり3度目のこととなった。

勝利した内山は準々決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位のM・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは準々決勝で第8シードの西岡良仁を下しての勝ち上がり。