樋口新葉「客観的に自分のことを見れるようになった」成長実感 SP67・07点で1位スタート

AI要約

フィギュアスケートの東京選手権第1日、女子ショートプログラムで樋口新葉が首位発進。

樋口は未知の世界を表現したプログラムで全ジャンプを成功させ、レベル4のスピンを披露。

樋口はコンディションが好調で次の大会に向けて自信を持って臨む意気込み。

樋口新葉「客観的に自分のことを見れるようになった」成長実感 SP67・07点で1位スタート

◆フィギュアスケート ▽東京選手権 第1日(21日、千葉・アイスパーク船橋)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、22年北京五輪団体銀メダルの樋口新葉(ノエビア)が67・07点で首位発進した。

 今季のSPは、未知の世界を表現したプログラムで、樋口の得意な強さのある動きの中に、柔らかさも組み込まれた挑戦の内容。この日も独特な世界観を演じ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転ルッツ―3回転トウループ、3回転フリップと全ジャンプを着氷させると、スピンでは最高のレベル4を獲得した。

 演技後は取材に応じ、「練習通りの演技ができた。全体的に調子を上げて臨むことができた」と手応え。また、コンディションも好調で「体の状態は北京五輪の時よりもいいんじゃないかなと思うくらい、練習もできている。五輪が終わって1回休んでから、客観的に自分のことを見れるようになった」と成長を実感している。

 女子フリーは22日。GPシリーズ第1戦・スケートアメリカ(10月、アレン)前、最後の実戦が今大会の予定で、「自信を持って滑れるように、次の大会に向けて行く試合にしたい」と力を込めた。