「大混戦セ・リーグの内幕」不協和音が流れるDeNA すでに白旗?の広島

AI要約

DeNAは首位巨人との接戦を続けながらも、指揮官とコーチ、フロントと選手の間に不協和音が広がっている。

チームは7月20日からの9連敗を経て復調し、優勝への可能性を模索する中で内部問題に直面している。

課題は指導体制の確立と選手との信頼関係構築、今こそチーム全体で結束を固める必要がある。

「大混戦セ・リーグの内幕」不協和音が流れるDeNA すでに白旗?の広島

開幕から抜け出す球団がないまま大混戦が続くセ・リーグ。シーズン終盤となっても首位巨人、2ゲーム差で追う2位阪神はもちろん、3位広島、4位DeNAにも優勝の可能性がまだ残されている。この先の行方を左右する各球団のキーマン、舞台裏をレポートする。

7月20日からの9連敗など、一時は借金が5まで膨らみ首位の座が視界から消えていたが、8、9月は白星を先行させて上位3チームに食らいついているDeNA。だが、現場は一枚岩ではないという。

「三浦大輔監督と石井琢朗コーチの関係悪化が心配です。試合中のベンチでも石井コーチは三浦監督から距離を取るようになり、近くにいるのも嫌がっている。それどころか、報道陣の前で三浦監督のことを『あいつ』とか、さらにひどい呼び方をするときもある。石井コーチが年上とはいえ、現場のトップである指揮官をそんなふうに呼ぶのはよほどのこと。

石井コーチは三浦監督の後釜の1番手と目されていますが、南場智子オーナーはリーグ優勝を果たせていないものの三浦監督のことを買っていて、CSに出られれば続投要請する可能性が高い。いずれにしてもオフにはどちらかが球団を去ることになると見られています」(DeNA担当記者)

フロントと選手の間にもすきま風が吹いているという。

「昨年聞いた話ですが、ある幹部が主力選手に『優勝はしなくていい。盛り上げてくれればいい』と信じられないことを言ったそうです。優勝すると選手の年俸を上げなくてはいけないからというのが理由です。理想は優勝できなかったもののCSを勝ち抜いて日本シリーズに出場した2017年だそう。

それと今季は、昨季までアナリストをしていた大原慎司、靍岡(つるおか)賢二郎をコーチングスタッフに入れてデータ活用の充実を図ろうとしたのですが、結果に結びつかないのか、選手たちの信頼を得られていないのが実情です」(遊軍記者)

今こそチームはまとまらなくてはいけない。