【東京記念】2番人気ナッジが3年ぶりの重賞V 矢野貴之「何とかどこかで勝ちたいと…」

AI要約

第61回東京記念で2番人気のナッジが好位追走から直線力強く伸びて快勝し、3年ぶりの重賞2勝目を挙げた。

上位5頭にはSⅢ埼玉新聞栄冠賞の優先出走権が与えられ、矢野騎手は乗り手としての手応えを感じた。

今後は長距離路線を中心にローテーションが組まれる予定。

【東京記念】2番人気ナッジが3年ぶりの重賞V 矢野貴之「何とかどこかで勝ちたいと…」

 大井競馬場で12日に行われた第61回東京記念(SⅡ、3歳以上・ダート2400メートル)は、矢野騎乗で2番人気のナッジ(牡5、佐野謙)が好位追走から直線力強く伸びて快勝。2021年9月サンライズC以来3年ぶりとなる、重賞2勝目を飾った。勝ちタイムは2分37秒6(良)。3馬身差の2着は8番人気のウラノメトリア(セン8、渡辺和)。3着アイブランコ(牡7、鹿沼良)、4着ラッキードリーム(牡6、坂井英)、5着ミヤギザオウ(牡5、森下淳)までの上位5頭には、10月23日に行われるSⅢ埼玉新聞栄冠賞(浦和2000メートル)の優先出走権が与えられた。

 10日のSⅢゴールドジュニア(ランベリー)に続き今開催2度目のお立ち台に上がった矢野貴は「厩舎陣営にとっては3歳のクラシックを狙って(南関東に)持ってきたんですけど、悔しい思いしかさせてあげられなくて、何とかどこかで勝ちたいという気持ちがいつもありました。ひとつ勝てたことを非常にうれしく思います。担当が僕の同期でいろいろ考えてやってくれて、僕は乗っているだけでした。動きも良く、リズム良く運べました。最近はしまい伸びてくれている印象もありましたし、最後はその通り伸びてくれました」と、会心の表情で振り返った。今後は長距離路線を中心にローテーションが組まれていく。