17歳ヤマル、バルセロナへの愛を誓う「契約解除金190億円をくれると言われてもほしくない。絶対バルサから出て行きたくない」 | ラ・リーガ

AI要約

17歳のFWラミン・ヤマルがバルセロナ一筋のキャリアを志望していることを表明。

ヤマルはバルセロナの下部組織出身で、将来的にレジェンドとして活躍したいとの意気込みを示す。

現在の活躍や将来の展望について語り、バロンドール受賞やアトレティックFWニコ・ウィリアムズとの友情についても触れている。

FWラミン・ヤマル(17)が、バルセロナ一筋のキャリアを過ごす願望を述べた。

モロッコ人の父親と赤道ギニア人の母親の下、カタルーニャで生を受けたヤマル。7歳でバルセロナの下部組織に加わると、16歳で同クラブのトップチームおよびスペイン代表デビューを果たし、17歳となった今夏にはEURO2024優勝の立役者となる活躍を披露した。

バルセロナはヤマルの契約解除金を1億2000万ユーロ(約190億円)に設定しているが、現在の活躍ぶりなら資金力のあるクラブが同額を支払ってもおかしくはない。だがヤマル自身に、移籍する意思はさらさらないようだ。

スペインのテレビ局『アンテナ3』のトーク番組“エル・オルミゲーロ”に出演したヤマルは、「あなたの市場価値は1億2000万ユーロです。その金額を受け取りたいと思いますか(実際に支払われるのはバルセロナだが…)?」と問われて、次のように返答している。

「1億2000万ユーロをもらうことは望まない。バルサから出て行かなければならないからね」

「バルサから絶対に出て行きたくない。そうなることを願っているよ。僕はバルセロナでレジェンドになることを望んでいるんだ」

よくFWリオネル・メッシと比較されるヤマルだが、本人はどう感じているのだろうか。

「史上最高の選手と比較されるなんて信じられないよ。それは僕が良いプレーを見せていることを意味している。ただ、彼と比較されるのはとても難しい。僕は僕でありたいし、ラミンとして皆の記憶に残りたいね」

ヤマルは史上最年少でバロンドール候補30名に残ったが、受賞できるとは考えていないようだ。

「それをいつ知ったか? 代表チームでエレベーターに乗っているときだね。最初にニコがノミネートされて、その後に友人たちが自分も含まれたことを教えてくれた」

「受賞の可能性はあるか? ノーだね。だけど自分を奮い立たせる材料にはなる。いつか可能性をつかめればと思っているよ」

今夏、バルセロナが獲得を狙ったアトレティック・クルブFWニコ・ウィリアムズと友情を育むヤマル。いつの日かクラブレベルでも一緒にプレーすることを望んでいる。

「来季ニコがバルセロナのチームメートになるか? 分からないよ」

「もちろん、そうなったらうれしい。だけど、彼は現在アトレティックにいるんだ。毎週、彼と一緒にプレーしたいし、そうなることを願うけど……しかし今はアトレティックの選手なんだよ」

ヤマルは以前、自身がストリートでフットボールを学び、犬も対戦相手だったと語ったことがある。

「ストリートではずる賢さを学ぶことができる。ルールがない中で、自分がしたいプレーをするんだよ」

「子供の頃は犬と練習していた? 父さんが学校に僕を迎えに来るとき、いつもボールを袋に入れていた。帰り道は犬たちと僕の対戦の場だったんだ」

若くしてスター選手となったヤマルだが、自惚れたりはしないのだろうか。

「母さんの家に行くとき、彼女はいつもこう言うんだ。『サンダルを履きなさい。ドアを閉めなさい。ベッドをちゃんと整えなさい』ってね。母さんが僕を正してくれる。自分の代理人に注文をするのも母さんなんだ」

ヤマルはそのほか、免許を持っていない自分を誰がバルセロナの練習場に連れていくのかを問われて「いとこのお兄ちゃん」、テラスで茶を飲めるかを質問されて「不可能だ」と返答。さらに飼ってみたいペットを質問されると、こう返している。

「タコを買いたい。あれはエキゾチックな動物だ。友達の家に行っても、誰もタコを持っていなくて、僕は持っているって感じがいい。母さんはダメって言うんだけどね。13歳の頃に聞いたら18歳で飼っていいって言われて、今は21歳でって言われているよ」