フォーミュラEサウジアラビア大会が来季からF1と同じジェッダでの開催に。ショートコースを使用

AI要約

フォーミュラE世界選手権の2025年2月のサウジアラビア大会がジェッダで開催されることが決定した。

フォーミュラEはこれまでディルイーヤで開催されてきたが、今回の移転は新たな章を刻むことになる。

ジェッダ・コーニッシュ・ショートサーキットでの開催には、フォーミュラE共同創設者やサウジアラビアのスポーツ省も期待を寄せている。

フォーミュラEサウジアラビア大会が来季からF1と同じジェッダでの開催に。ショートコースを使用

 9月9日、ABB FIAフォーミュラE世界選手権は2025年2月14~15日にサウジアラビアで開催されるシーズン11第3・4戦について、F1が行われるジェッダ・コーニッシュ・サーキットの“ショート版”で初開催すると発表した。

 これまでディルイーヤで開催されてきたフォーミュラEのサウジアラビア大会。今回の開催地移転についてフォーミュラEは「6シーズンにわたるディルイーヤでの成功に続くもので、サウジアラビアでシーズン5にレースが初開催されて以来、フォーミュラEの歴史にエキサイティングな新しい章を刻むものだ」と説明している。

「ジェッダへの移転は、フォーミュラEの革新と持続可能性への取り組みを反映しており、サウジアラビアのスポーツの未来に対するビジョンと一致している」

 その言葉どおり、サウジアラビアのスポーツ省は今回の開催地移転をすでに承認しているとのことで、FIA国際自動車連盟もフォーミュラEと協力し、世界モータースポーツ評議会(WMSC)の電子投票でジェッダでの開催を承認した。

 新たに『ジェッダE-Prix』として開催される来季に向けて、フォーミュラEの共同創設者兼最高選手権責任者のアルベルト・ロンゴは「進歩と変革の精神を体現する都市、ジェッダにフォーミュラEの興奮をもたらすことができて嬉しく思う」と語った。

「改修されたジェッダ・コーニッシュ・ショートサーキットは、チームとドライバーにスリリングな新しいチャレンジを提供するとともに、ジェッダの活気ある雰囲気を世界中の観客に披露する。私たちは長年サウジアラビアでレースを行ってきたが、今回の移転は、この地域におけるフォーミュラEの規模と需要の拡大を意味している」

 また、サウジアラビアのモータースポーツカンパニーおよびサウジアラビア自動車・オートバイ連盟会長のハリド・ビン・スルタン・アル・アブドラ・アル-ファイサル王子も、次のように述べている。

「ディルイーヤで6年間の成功を収めた後、ジェッダにフォーミュラEを迎えることができて大変嬉しく思っている。ジェッダ・コーニッシュ・サーキットは2021年のオープン以来、世界トップクラスのレースが開催されるサーキットとしての地位、そして世界最速ストリートサーキットの地位を確立し、ファンやレーサーから世界でもっともエキサイティングなレース会場のひとつとして認められている」

「今後、フォーミュラEが世界クラスのイベント・ポートフォリオに加わることが決定し、大変嬉しく思う。私たちはビジョン2030の理想に忠実であり続け、サウジアラビアとより広い地域に、より良い持続可能な未来をもたらすととともに、サウジアラビア王国にさらに多くの世界クラスレースをもたらすよう、ともに努力していく」

[オートスポーツweb 2024年09月12日]