【ボートレース】松井繁が通算60度目のG1制覇、賞金ランク13位で年末GPへ前進/津G1

AI要約

松井繁がイン逃げで通算60度目のG1優勝を決め、津の周年タイトルは7度目となった。

宮之原輝紀がフライング返還となり、松井繁は今年の賞金ランク13位に浮上し、グランプリ出場の可能性もある。

松井繁が真摯に勝利の道をひた走る姿勢を貫くことが強調された。

【ボートレース】松井繁が通算60度目のG1制覇、賞金ランク13位で年末GPへ前進/津G1

<津ボート:ツッキー王座決定戦>◇G1◇最終日◇11日

 松井繁(54=大阪)がイン逃げで通算60度目のG1優勝を決めた。津の周年タイトルは7度目で、からつの松尾泰宏(引退)に並ぶ歴代1位タイ記録。2着は松尾充、3着は磯部誠が入った。なお、宮之原輝紀はフライング返還となった。

 表彰セレモニーの冒頭で「本当、ついてる」とぽつり。無理もない。4カドの宮之原がフライングとはいえ、少しのぞいたスリット隊形。1Mは決して楽な態勢ではなかった。それでも、インから先に回るとそのまま一気に独走態勢を固めていった。「うまく逃げられたと思います」。

 今回の相棒、59号機はペラが普段使う形とは異なっていたが、ほとんどベースを崩すことなく調整。きっちり乗りこなして優勝に結びつけた。「いつもちゃんと試運転して確かめて、ベストなつもりで毎回(レースに)行ってるからね」。

 今回の優勝で今年の賞金ランクは13位に浮上。4年ぶりのグランプリ(住之江)出場も視野に入ったが、「1走1走を大事に、全力で走る」というスタンスに変わりなし。松井が松井であるために、これからも勝利の王道を真摯(しんし)にひた走る。