ニューウェイ獲得は”お買い得”だった? アストンマーティンが期待する役割「彼はリーダーでありパートナー」

AI要約

アストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロールは、伝説的なデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイをF1チームに迎え入れたことをお買い得だと語り、将来の株主とした。

ニューウェイは新たに創設されたマネージング・テクニカル・パートナーとして加わり、高給取りのドライバー級の年俸を受け取り、最終的にはチームの株主にもなることが明らかになった。

また、アストンマーティンは大胆な採用活動を行い、新たなテクニカルディレクターとしてエンリコ・カルディレを迎え入れ、ニューウェイとの契約をワールドチャンピオンへの最後のピースと位置付けている。

ニューウェイ獲得は”お買い得”だった? アストンマーティンが期待する役割「彼はリーダーでありパートナー」

 アストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロールは、伝説的なデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイを自身のF1チームのマネージング・テクニカル・パートナーとして迎え入れ、将来の株主としたことについて、”お買い得”だったと語った。

 レッドブル離脱を明らかにしたニューウェイの次のキャリアについて数ヵ月にわたる憶測の末、アストンマーティンは火曜日、ついにニューウェイが2025年3月1日からチームに加わることを認めた。

 ニューウェイは新たに創設されたマネージング・テクニカル・パートナーに就任。彼にはグリッドに並ぶ高給取りのドライバーに相当するような破格の年俸が支払われるだけでなく、ニューウェイは最終的にチームの株主にもなるようだ。

 しかしローレンス・ストロールによれば、65歳のニューウェイが野心的なチームに何をもたらしてくれるかを考えれば、お買い得だと語った。

「エイドリアンはお買い得だ。それは言える」

「私はもう40年以上ビジネスをやっているが、これほど確信したことはない。これは投資ではない。彼は株主であり、パートナーだ」

「彼は私が会社に引き入れることができる最高のパートナーだ。だから、エイドリアンが私たちにもたらすパートナーシップのすべてを考えれば、比較的安いものだ」

 アストンマーティンはここ数ヵ月、元フェラーリのテクニカルディレクターであるエンリコ・カルディレを引き抜くなど、大胆な採用活動を行なっている。カルディレは2025年にはF1チーフテクニカルオフィサーとして、現在のテクニカルディレクターであるダン・ファロウズと並ぶことになる。

 ストロールは、ニューウェイの加入がチームの既存のテクニカルリーダーたちにどのようにフィットするかという質問に対し、チームがシルバーストン・サーキットの向かいにある真新しい本社に集めた豊富な才能を最大限に生かすことができるかどうかはニューウェイ次第だと答えた。

「エイドリアンはマネージング・テクニカル・パートナーとして加わる」

「彼はテクニカルチームのリーダーであり、会社においてもリーダーだ。ビジネスパートナーであり、株主でもある。だから技術的な体制は私よりもはるかに適したエイドリアンに任せる」

「我々には強力なチームがあり、そのうちの何人かはエイドリアンとすでに一緒に仕事をしている。彼は日々ここにいて、フルタイムでF1にコミットし、チームにリーダーシップと方向性を与えるだろう」

 ストロールは、ニューウェイとの契約はアストンマーティンをワールドチャンピオンにするための最後の重要なピースだと語った。

「6年前にスタートしたときから、パズルのピースはたくさんあった」

「我々はアラムコをパートナーとして迎え入れたし、新しいレギュレーションが始まった後の5年間、ホンダと独占的に働くことができることは重要だ」

「エイドリアンがチームを率いるということは、技術的なリーダーシップの観点から見て、パズルの最大の部分であり、それは組織全体に良い影響をもたらすと思う」