【パリ・パラリンピック】ブラインドサッカー日本、連敗で準決勝進出が消滅 モロッコにも0-1で敗れる

AI要約

日本はブラインドサッカーの1次リーグB組2戦目でモロッコに0-1で敗れ、2連敗となった。

痛恨の失点で、日本は勝ち点0で準決勝進出の可能性がなくなった。

攻撃ではチャンスを作るものの、得点を挙げられず、アルゼンチンとの最終戦が懸念される。

 ◇パリ・パラリンピック第6日 ブラインドサッカー(2024年9月2日 エッフェル塔競技場)

 ブラインドサッカーの1次リーグB組2戦目が2日に行われ、初戦でコロンビアに敗れた世界ランキング3位の日本は同8位のモロッコに0-1で敗れて2連敗。2試合を終えて勝ち点0で、各組2位までが進める準決勝進出の可能性がなくなった。日本は3日の1次リーグ最終戦で世界ランク1位のアルゼンチンと対戦する。

 痛恨の失点だった。0-0で迎えた後半11分、日本は自陣でボールを奪った佐々木ロベルト泉(46)がゴール前で高橋裕人(23)にブロックされる形でコントロールを失い、自軍ゴールへ蹴り込む形になった。個人技に優れるモロッコのシュートを再三の好セーブではじいていたGK佐藤大介(40)もなすすべがなかった。

 攻撃も若きエースの平林太一(17)のドリブル突破などでチャンスをつくりながら、2試合続けて無得点に終わった。後半12分にFKから後藤将起(39)が放った左足シュートはGKにはじかれ、13分の園部優月(20)のシュートはゴールのわずか左。終了間際には高橋が2度ゴール前へ迫ったが、シュートを打ち切れなかった。

 前半終了間際にはモロッコ選手が突然倒れるアクシデントが発生した。ボールとは関係ない自陣に立っていたアブデルラザク・ハタブ(33)が仰向けに倒れた。熱中症で倒れた可能性があり、担架で運び出された。