バイエルンでの最多出場記録更新のミュラー、十八番”フリーランニング”の原点とは…「15年前に学んだことを今日使える」

AI要約

バイエルンのトーマス・ミュラーが、710試合目の公式戦出場でクラブの最多出場記録を樹立し、ゴールも決めた。

ミュラーはバイエルン一筋でプレーし、レジェンドのマイヤー氏を抜いて新記録を達成した。彼は記録よりもゴールの楽しさを強調している。

ミュラーの長年の功績に対し、ファン・ハール氏やコンパニ監督から称賛の言葉が送られている。

バイエルンでの最多出場記録更新のミュラー、十八番”フリーランニング”の原点とは…「15年前に学んだことを今日使える」

バイエルンのトーマス・ミュラーが、公式戦710試合目の出場を飾り、クラブの単独最多出場記録保持者となった。『キッカー』が伝えた。

偉業は1日に行われたブンデスリーガ第2節・フライブルク戦で成し遂げられた。現在34歳のミュラーは、下部組織時代から過ごしたバイエルンでプロデビュー。2009-10シーズンにトップチーム昇格を果たして以降、ここまでバイエルン一筋でプレーしてきた。

そんなミュラーは、フライブルク戦の後半14分に途中出場。これが710試合目の公式戦出場となり、バイエルンのレジェンドであるゼップ・マイヤー氏を抜き、クラブの最多出場記録保持者となった。また、ミュラーは78分に見事なゴールを奪取。記録達成を自身のゴールで祝福した。

試合後、ミュラーは『DAZN』のインタビューに対して「もちろん何が起こるか分かっていたけど、記録はそれほど重要ではないよ」としつつ、「今日は技術的に素晴らしく、そしてゴールに入る、とても美しいゴールを決めた。それが僕に楽しさをもたらすものなんだ。それが710試合目か、712試合目か、325試合目かは重要ではない」と強調。続けて、2009年に就任して以降、自身を起用してくれたルイ・ファン・ハール氏に感謝の想いを語っている。

「僕は走り込みをした。僕の初期の指導者が多くのことを教えてくれたんだけど、それをファン・バステン走法と呼んでいた。ボールサイドで深く入り込むような走り込みを見せかけて、そして逆の動きで守備の背後に抜け出す。(今日のゴールも)本質的にはまさにそれだった。15年前に学んだことを今日使えるし、そうあるべきだ。ルイ、ありがとう、ルイ、ありがとう」

また、ヴァンサン・コンパニ監督も「710試合は信じられない。だけど、彼は710試合だけでなく、トレーニングでも100%を出し切るんだ。それがトーマスをそれほど特別にしている理由だ。彼は34歳だけど、今シーズンもまだ多くの試合が控えているよ」と称賛の言葉を送っている。