吉田優利はグリーン上でモヤモヤの一日 首位と10打差も「そこに追いつけるように」

AI要約

吉田優利は2位から12位に後退し、コースの難しさに苦しみながらもポジティブな姿勢を見せる。

苦手なパットでフラストレーションを感じつつも、バーディを奪う場面もあり、ゴルフへの充実感を得る。

現在トップを6打差で追う状況で、残り2日で順位を上げ、初優勝を目指す意気込みを見せる。

吉田優利はグリーン上でモヤモヤの一日 首位と10打差も「そこに追いつけるように」

<FM選手権 2日目◇30日◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598ヤード・パー72>

第1ラウンドを2位で終えた吉田優利だったが、この日は4バーディ・4ボギーの「72」と伸ばせずトータル3アンダー・12位タイに後退した。ラウンド後に応じた、中継局のWOWOWのインタビューでは「ピンが読みづらいところに切られていて、そこでショートパットを外してフラストレーションはたまった。でもイーブンであがれたのはよかった」と一日を振り返った。

前半は1つ伸ばしたが、後半の3番、5番と立て続けにボギーが来てしまう。ただ7番のバーディでパープレーに戻し、最終9番もシビアなパットを決めた。冒頭の言葉にあるようにパットで惜しい場面が続く時間を過ごすことに。「入ったと思って打てただけに、そこは悔しいけど、それは自分でコントロールできないところ。気持ちをコントロールできなかったところが悔しい」。モヤモヤを抱えながらの18ホールだった。

ただ前半の16番、17番ではショットをチャンスにつけて連続バーディを奪うなど、うなずける場面も確実にあった。7番パー5のバーディも、ティショットにミスが出ながら奪ったもの。「2オンを狙いたいところだったけど、3打目に4UTを持ったのが、うまく寄ってくれた。チャンス待ちしていたなかでガマンしていてよかったです」と笑顔もこぼれる。

苦しんだグリーンについても、「乾いてるし、すごく速くて神経を使うパットが多い。曲がり幅もそれによって変えないといけない。でもそういうコースでゴルフができている充実感のある18ホールでした」と、ポジティブにとらえている。

この日は韓国のユ・へランが「62」をたたき出し、2位に6打差をつけるトータル13アンダーまで伸ばした。吉田からみると週末に10打を追うことになる。「トップが伸ばしているので、そこに追いついていけるように。きょうみたいなゴルフでは上にいけない。ボギーを減らしていきたい」。来季の出場権確保、なによりも初優勝のためにも、残り2日で大きく伸ばしていくつもりだ。