9号2ラン放った楽天・阿部寿樹、『4番』起用の10試合で1敗だけ 今江監督「厚みができる」

AI要約

楽天打線が一発攻勢で快勝し、阿部寿樹が影のヒーローとなった。

阿部は2ランホームランを放ち、8月に入って5本塁打を記録している。

浅村やフランコも活躍し、楽天は日本ハムを9-5で破った。

9号2ラン放った楽天・阿部寿樹、『4番』起用の10試合で1敗だけ 今江監督「厚みができる」

◇28日 日本ハム5―9楽天(エスコンフィールド北海道)

 楽天打線が一発攻勢で快勝した。影のヒーローは4番に座る元中日の阿部寿樹だ。2点リードの4回。左翼席に9号2ランをたたき込んで大きな追加点をもたらした。

 「とにかくゴロを打たないように、と。引っ張ろうとは思っていないけど、勝手に打球があっち(左)に飛んでいる」

 8月に入って計5本塁打。4番に起用された試合の戦績は10試合で8勝1敗1分けと勝利にも大きく貢献し、中日時代の2020年以来、自身2度目の2桁本塁打は目前だ。「自分としてはあまり意識してはいない。皆が頑張っているんだと思う」とニヒルな表情で淡々と応えた。

 今江敏晃監督も「いい働きをしている。彼が打席に入るとチームとしても厚みができる。4番は4番目(の打者)だが、なかなかこなせる場所ではないのでね」。主砲浅村とともに打線を支える存在として大事な役割を任せているという。

 この日はフランコが2回に8号先制2ラン。4回には阿部の一発に続いて浅村も2者連発となる特大の11号ソロを放ち、日本ハム・山崎から計5得点。その後も得点を重ねて9得点で快勝した。

 「打撃はいい方向に行っているので今後も変えずに…。これからも練習します」と阿部。3位のロッテとは2・5ゲーム差。クライマックスシリーズ進出へのキーマンとなりそうだ。