元大会覇者ティエム、初戦敗退でGSでのキャリアに幕 全米OP

AI要約

全米オープンテニス2024年大会で、ドミニク・ティエムが初戦敗退し、選手生活に終止符を打った。

ティエムは10大会で8度の初戦敗退を経験し、手首のけがから回復を諦めて引退を意向している。

ティエムは2020年に全米オープンで初優勝し、最高峰選手に挑戦すると思われたが、急降下した経緯がある。

元大会覇者ティエム、初戦敗退でGSでのキャリアに幕 全米OP

【AFP=時事】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2024)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、2020年大会覇者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は4-6、2-6、2-6で大会第13シードのベン・シェルトン(Ben Shelton、米国)に敗れ、四大大会(グランドスラム)でのキャリアに終止符を打った。

 元世界ランキング3位のティエムは、2020年大会で唯一のメジャータイトル獲得を果たしたときと同じアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で、グランドスラムではここ10大会で8度目の初戦敗退を喫した。

 長引く手首のけがからの回復を諦め、10月に母国ウィーンで行われる大会で現役を引退する意向を示しているティエムは試合後、「とにかく全てのサポートに感謝したい。ここで初めてプレーしてから10年、このコートでは自分にとって最高の成功を収めた」とコメントした。

 2020年の全米オープン決勝でアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)相手に2セットダウンから逆転勝利を飾ってグランドスラム初制覇を果たした際には、ついに最高レベルでロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)らに挑戦できるところまで到達したと思われた。

 しかしながら、2021年のマヨルカ選手権(Mallorca Championships 2021)で手首を負傷してからキャリアが急降下していた。【翻訳編集】 AFPBB News