東海学院大・安江翔「最後は気合」延長11回、無死満塁で救援登板…最少失点で締める【全日本学生軟式野球】

AI要約

東海学院大が名城大を延長11回タイブレークで10−9で破り、2022年以来の4強入りを果たした。

安江翔太郎投手が逆境に立ち向かい、救援登板でチームを勝利に導いた。

東海学院大は次戦で連覇を狙う中大と対戦し、全力で勝利を目指す決意を示した。

◇第47回全日本学生軟式野球選手権大会  準々決勝 東海学院大10―9名城大(延長11回タイブレーク、スリーボンドスタジアム八王子)

 第47回全日本学生軟式野球選手権大会(東京中日スポーツほか後援)は25日、東京・スリーボンドスタジアム八王子などで準々決勝が行われ、東海対決は、東海学院大(岐阜県学生)が名城大(中部日本学生)に延長11回タイブレークを10―9で制して、優勝した2022年以来の4強入りした。決勝は27日の予定だったが、台風に接近に伴い日程を変更。26日の準決勝2試合の後に行われる。

 母校が夏の甲子園で敗れた、タイブレークを制した。東海学院大の安江翔太郎投手(4年・岐阜城北)は延長11回、2点差に迫られなお無死満塁で二塁から救援登板。投ゴロ併殺のあと、暴投で1点差とされたが、最後は三振で締めた。「(岐阜城北が)ささいなミスで負けてしまったのが頭にあったので、油断しないようにしていた。最後は気合で投げました」

 打っては11回無死満塁で右中間への勝ち越し二塁打。これを口火に4点リードしたが、後輩投手が3連続四死球。大ピンチで冷静に後続を断った。地元の岐阜開催で日本一になった2年前は、コロナに感染してベンチ外。「悔しかったので、この大会にすべてをぶつけます」。次の相手は連覇を狙う中大。負けるわけにはいかない。