【福岡ボート(サマータイム)一般】永田啓二 勢ぞろいしたまな弟子に威厳を示す

AI要約

福岡ボート5日目、永田啓二が決定力を見せつける。全速まくり差しを披露し、最終決戦進出を果たす。

永田は機力も上昇ムードで、優勝への意気込みを語る。地元Vを目指す闘志を燃やしている。

永田の弟子も活躍し、師匠の威厳を示す機会を楽しみにしている。

【福岡ボート(サマータイム)一般】永田啓二 勢ぞろいしたまな弟子に威厳を示す

 <21日・福岡ボート・5日目>

 ここ一番で決定力を見せつけた。準優11Rで4号艇の永田啓二(39)=福岡=は、3コースからトップSを決めて鮮やかな全速まくり差しを披露。1号艇の里岡右貴が家事都合で欠場となり、「里ちゃんに不幸ごとがあったんで素直に喜べないけど」と複雑な表情を浮かべたが、「3コースを取れたのが大きかった」と手中にした得意コースを決定打に最終決戦に駒を進めた。

 機力も上昇ムード。序盤は仕上げに手間取ったが、「ターン回りは最初よりだいぶ良くなっているし、行き足も悪くない」と実戦足には手応えを感じつつある。「まだ合っていない」とはいえ優勝戦までにはまだ時間はたっぷり。「行き足と回り足をもっと上向かせたい」。10年ぶりの地元Vへ最後までもがくつもりだ。

 昨年は一年間当地に一度もあっせんが入らなかったが、今年はこれで3回目の参戦。4月の西スポ杯、7月の県内戦ではまだブランクを感じていたが、今回でようやく本来の姿を見せつつある。「だいぶ水面の感覚は戻ってきた。福岡の3コースならチャンスはあると思う」

 近況の躍進はめざましく、10月のダービーではSG初出場が確定。今年4Vで来年の若松クラシック出場も視野に入るが、それよりも地元でのVに闘志を燃やす。「弟子が全員いるのでいいところを見せれれば」。今節は楠原正剛、河野真也、渡邉優美、米丸乃絵と自らのまな弟子が勢ぞろい。最初で最後かもしれないこの機会に、代名詞の全速ツケマイで師匠の威厳を示してみせる。(森 大輔)