なでしこジャパンの池田太監督が退任「選手と共に先の景色を見たかった」 21年東京五輪以降チームを指揮、W杯&パリ五輪で8強 | サッカー日本女子代表

AI要約

日本女子代表の元監督池田太が退任を発表。

池田監督の指揮のもと、なでしこジャパンは成長し、成果を残す。

宮本恒靖JFA会長も池田監督の手腕を称賛し、今後の発展に期待。

【サッカー日本女子代表 最新ニュース】日本サッカー協会(JFA)は8月21日、日本女子代表(なでしこジャパン)を率いる池田太監督が退任することを公式サイト上で発表した。

池田監督がなでしこジャパンの指揮官を退任することが決定した。

1970年10月4日生まれの池田監督は、現在53歳。2021年10月になでしこジャパンの指揮官に就任し、東京オリンピック2020後に退任した高倉麻子氏の後任としてチームを託された。世代別の女子代表チームではFIFA U-20女子ワールドカップフランス2018優勝、FIFA U-17ワールドカップウルグアイ2018で8強、AFC U-19女子選手権タイ2019優勝を経験。なでしこジャパンの指揮官就任後、池田監督はDF南萌華(ローマ / イタリア)やMF長野風花(リヴァプール / イングランド)をはじめとするかつての教え子たちを数多く抜擢した。

優勝を目指して臨んだFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023とパリオリンピック2024では、ともにベスト8敗退。女子W杯では最終的に大会王者となるスペイン女子代表に4-0と快勝し、パリ五輪ではアメリカ女子代表と延長戦にもつれ込む熱戦を繰り広げるも(試合は0-1で敗戦)、タイトル獲得にはつながらなかった。

池田監督は、JFAを通して次のようにコメントしている。

「就任してから2年11カ月、なでしこジャパンとして一緒に戦ってきてくれた選手、スタッフ、そしてサポートしてくださったパートナー企業の皆様、温かく、熱く応援してくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ワールドカップ、オリンピックという世界大会を通して、チームとしてできることを増やし、成長してこられたと思います。なでしこジャパンとしてさらに上に進み、選手と共にここから先の景色を見たかったです。なでしこジャパンがこれからも多くの人に勇気と感動を届け、子どもたちの夢見る場所であるよう願っています。ありがとうございました」

また、宮本恒靖JFA会長も次のようにコメントしている。

「池田監督には2017年にU-19日本女子代表の監督に就任していただき、2018年のFIFA U-20女子ワールドカップで若い選手たちを率いて初優勝をもたらしてくれました。2021年からはなでしこジャパンの監督として世界一を目指す選手たちを継続して成長させてくれました」

「パリオリンピックでは優勝したアメリカに惜しくも延長戦で敗れ、ベスト8で大会を終えることとなりましたが、池田監督のマネジメントによりチームとしての結束が生まれ、厳しい戦いを勝ち切る姿を幾度となく見せてくれました。池田監督のもとで経験を積んだ選手たちが、これからの日本の女子サッカーをより発展させていってくれると信じています。池田監督には今後も日本サッカーの発展に力を貸していただければと思います。太さん、本当にありがとうございました」