神村学園同点劇ならず無念の敗退、今村の好投も報われず【24年夏の甲子園】
AI要約
神村学園（鹿児島）が、わずかな差で夏初の決勝進出を逃した。
代打・玉城 功大（3年）が9回に中前打を放ち、同点劇を演出するも、アウトでゲームセット。
先発投手の今村 拓未（3年）は完投も報われず、監督やチームメートに対する信念を述べた。
＜第106回全国高校野球選手権大会：関東一2－1神村学園＞◇21日◇準決勝◇甲子園
神村学園（鹿児島）が、わずかの差で夏初の決勝進出を逃した。1点を追う9回に代打・玉城 功大（3年）が中前打を放ち、土壇場での同点劇かと思われたが、相手外野手からの好返球で二塁走者が本塁寸前でアウト。無念のゲームセットとなった。
小田監督は「2年連続甲子園ベスト4はなかなかできないこと。子どもたちは本当に素晴らしかった。そして忙しい中、OBが来てくれたことにも感謝しています。同窓会とまではいかないですけど、現役選手たちの頑張りが、OBの子たちがまた頑張れるような試合にしたい。再び甲子園に集まってもらえるように、チームを作っていきたい」と前を向いた。
先発した今村 拓未投手（3年）の2失点（自責1）完投も報われなかった。6回までは無安打の好投を見せていたが、7回の2点が重くのしかかった。それでも「マウンドに上がるまで不安でしたが、監督からの新しい歴史を作ろうという言葉を信じて投げました。代打の玉城も練習を一生懸命やっていて、声を出していた選手。打つことを信じていた」と最後までチームメートを信じて左腕を振り続けた。
