【競輪】古性優作 今年G1初V「やっと結果が出てよかった。(窓場)千加頼も頼もしかった」~平塚オールスター

AI要約

古性優作がファン投票1位に応え、窓場千加頼との激しいレースを制してG1優勝を果たした。

窓場千加頼と古性優作は同期であり、互いを高め合うライバル関係にある。窓場は次の目標を全冠2度制覇に設定している。

古性優作と窓場千加頼は今後も活躍が期待される存在であり、競輪界の注目を集める存在として成長していくだろう。

【競輪】古性優作 今年G1初V「やっと結果が出てよかった。(窓場)千加頼も頼もしかった」~平塚オールスター

◆第67回オールスター競輪(決勝・18日、平塚競輪場)

ファン投票1位に応えた

 初のファン投票1位に選ばれた昨年のMVP男・古性優作(33)=大阪・100期=が、しっかり期待にこたえた。だが、ライン4車の新山響が先行して、窓場千加頼が5番手に引いた時、果たしてこの結末が予想できただろうか。最終2角から窓場がまくり、当然のように佐藤慎太郎が強烈ブロック。だが、窓場がそれを乗り越えた。「とにかく千加頼が強かった。慎太郎さんのブロックで止まったと思って、自分はそこから外を踏んだ。お客さんの声援がすごくて、走る前はここで優勝できたら気持ちええやろな…と思っていたけど、できてうれしい」。最後は窓場を交わして突き抜け、今年初、通算7度目のG1優勝に笑顔を見せた。

窓場をたたえる「ぼくは今の姿が本当の千加頼だと思っている」

 年下で同期の窓場は、日本競輪学校時代から古性の目標だった。「ほんまに強かったし、追い付けるようにと思ってやってきた」。花が開いたのは古性が先だったが、昨年後半から窓場が覚醒。「こういう舞台でワンツーできるくらいの選手になった。ぼくは今の姿が本当の千加頼だと思っている。頼もしかったし、一緒に走れてうれしかった。これからも近畿を引っ張る存在になってほしい」と、仲間をたたえた。

目標は全冠2度制覇

 「オールスター」は、自身初タイトルとなった21年いわき平以来、2度目の優勝。かねてから目標に掲げる「ダブルグランドスラム」(全冠2度制覇)へ、一歩前進した。「今回は開催中のひらめきでペダリングを修正できた。今年はずっとビッグの決勝に乗れていたし、取れる確率は上がっていると思っていた。でもその決勝でうまくいかなくて…。やっと結果が出てよかった」。次のG1は連覇がかかる弥彦「寛仁親王牌」。まだ勝っていない小倉「競輪祭」、そして静岡で「KEIRINグランプリ」奪冠を目指し、年末まで突っ走る。(村山 茂生)