大谷翔平 全球団制覇の38号も「構えている段階でいい未来が見えていない」8月は打率.172、指揮官は「足元と地面の感覚を少し失っている」

AI要約

カージナルスがドジャースを5-2で破る。

大谷翔平が1本塁打を含む活躍。

大谷自身と監督が打撃について懸念を示す。

大谷翔平 全球団制覇の38号も「構えている段階でいい未来が見えていない」8月は打率.172、指揮官は「足元と地面の感覚を少し失っている」

■MLB カージナルス 5ー2 ドジャース(日本時間18日 ミズーリ州 セントルイス、ブッシュ・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(30)は敵地のカージナルスで「1番・DH」で出場し、3打数1安打(1本塁打)1打点2盗塁で打率は.291。4試合ぶりの38号で日本人初となるメジャー全30球団ホームランを達成した。

試合後、大谷は「甘い変化球でしたけど、結果的にホームランになってくれてよかった。反面、他の打席もいいクオリティーにしたいと思っています」と振りかえった。

8月に入って15試合で64打数11安打(打率.172)と低調ぎみだが「100%自分の動き、技術的な部分かなとは思います」と話し、「動き方じゃないかと思っています。構えている段階でいい未来があまり見えていない感じでがある」とコメントした。

「スイングというか、構えだと思っている。攻め方自体が大きく変わっているわけではない。どんな球種でもストライクにきたボールは打てるボールだと思っている。打ったと思ったボールが空振りしたり、ファウルになっている状態があまり良くないと思います」と自分自身に微妙なズレが生じていることを語った。

D.ロバーツ監督(52)も試合前には大谷の打撃に関して「打席での規律は好調の時のものではないと思う。スイングの判断がこれまでほど良くないのだろう」と口にして「いい時と悪い時の中間くらいかもしれない。少し基本的な感覚を失っているかもしれない。足元と地面の感覚を少し失っていると思う。もっと地面を掴むようなところ。それは全ての打者にも当てはまる。今はアイススケートの氷の上にいるような感じで通常の彼とは違うような気がする」と心配していた。