ソフトバンク本多雄一コーチに聞いたオールセーフになった8回挟殺プレーの正解「めったにないプレー。誰も悪くない」が…

AI要約

試合中の挟殺プレーについて、ソフトバンクのコーチが解説。挟殺プレーの要点や選手の対応について詳述。

野手が挟殺プレーで前の走者をアウトにする必要性と、今回のプレーの特殊性についての指摘。

負けた試合を成長への機会と捉える本多コーチのコメント。チームとしての成長を重視。

ソフトバンク本多雄一コーチに聞いたオールセーフになった8回挟殺プレーの正解「めったにないプレー。誰も悪くない」が…

 ◆ソフトバンク2―5ロッテ(17日、みずほペイペイドーム)

 オールセーフになった8回の挟殺プレー。現役時代に2度のゴールデングラブ賞を獲得したソフトバンクの本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ(39)にその正解を聞いた。

 1死一、二塁。藤井皓哉の投球がワンバウンドし、甲斐拓也が前にはじいた。それを見た二走高部瑛斗は三塁へ。ただ、一走藤原恭大のスタートが遅れた。甲斐は少し追った後に二塁ベース上の牧原大成に送球。牧原大は捕球後、一塁手の栗原陵矢に送球して挟殺プレーに入るため一塁方向へ走り出した。栗原は捕球後に走者を追ったが、ここで二塁のカバーが誰もいなかったため投げることができず、結果オールセーフ。二、三塁となった(記録は藤井の暴投)。

 本多コーチはまず「めったにないプレー。誰も悪くない」としつつ「あれは急がなくてもいい挟殺プレー。牧原大が二塁上に残っていればいいだけだった」と説明した。

 多くの挟殺プレーは、後ろの走者を次の塁に進めないために前の走者をできるだけ早くアウトにする必要がある。ただ、この場面は前の走者が三塁にとどまっていたため、野手は三塁に到達した走者の動きを確認しながら時間をかけて挟殺プレーをするべきだったという。「どちらも足の速い走者だったので、『どうしよう』と思いながらも、みんなが落ち着いてプレーをすることが必要だった」

 「今日の負けを次につなげることが大事」と本多コーチ。この試合では痛いミスとなってしまったかもしれないが、一つ一つが成長の糧となる。(大橋昂平)

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