【ONE】本田良介、ロシア難敵ドガクに惜敗、グラウンド優位も打撃で苦戦

AI要約

本田良介がタイ・バンコクで行われた格闘技イベントで敗北。

本田はグラウンド展開で優位に立つも、相手の打撃を受け続け、3-0の判定負け。

結果に納得いかない表情を見せた。

【ONE】本田良介、ロシア難敵ドガクに惜敗、グラウンド優位も打撃で苦戦

 8月16日にタイ・バンコク ルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FRIDAY FIGHTS 75』のストロー級MMAにて、本田良介(33=タイガームエタイ)がトレプチ・ドガク(24=ロシア)に判定3-0で敗北。グラウンド展開では優位に立ったが、相手の打撃をもらい続け、期待された連勝はならなかった。

 本田は22年のDEEPフライ級グランプリで越智晴雄、松場貴志、伊藤裕樹ら強豪勢を撃破。昨年5月の決勝で福田龍彌に判定で敗れたものの、準優勝に輝いた。「タイガームエタイジム」に所属し、昨年12月のONEデビュー戦でデイブ・バンギギに判定勝利を収めたが、今年3月にサンジャル・ザキロフにTKO負け。同5月に野田遼介を判定で下し再起した。

 対するドガクは昨年3月にキックルールでONE初参戦。ジャン・ペイメンに判定負けしたが、その後からはMMAルールで参戦し2勝1敗。今年6月の前戦では増田比呂斗に1R TKO勝利を飾った。

 1R開始すぐにタックルに行く本田。バックに回ると背後からパンチを浴びせながらチョーク狙い。グラウンドでのコントロールで優位に立ったが、終盤のスタンド展開でドガクのパンチの猛攻に遭う。

 2R、強いプレスで本田をロープ側に追い込むドガク。タックルを仕掛けたい本田だが、ドガクのジャブ、ワンツー、ミドルの強打を受ける。中盤、タックルからテイクダウンの本田。バックテイクし背後からパウンドとダメージを与えるが、後半、再びのスタンド展開でドガクの打撃に苦戦。大きなダメージはないものの、ドガクのパンチを被弾する場面が目立つ。

 3R、本田の組みを警戒し、遠い距離からパンチ、蹴りを伸ばすドガク。手数を増やすドガクの攻撃に防戦に回った印象の本田。終盤、意を決した本田が強引に前に出るが、ドガクが下がりながら左右フックを振り回し懐に入らせない。

 判定3-0でドガクに軍配。スタンド打撃の優位をジャッジが取ったか。グラウンドのコントロールタイムで優位に立ち、フィニッシュを狙って行った本田。判定結果を聞いて納得のいかない表情を浮かべた。

『ONE FRIDAY FIGHTS 75』

2024年8月16日 タイ・バンコク ルンピニースタジアム

▼ストロー級MMA

○トレプチ・ドガク(ロシア)

判定3-0

●本田良介(タイガームエタイ)