今泉瑞希さん 総距離515キロのトライアスロン大会初挑戦、完走
静岡県伊豆の国市のトライアスリート、今泉瑞希さん（31）が7月にカナダで開催されたウルトラマン・トライアスロン大会に初挑戦し、完走した。
ウルトラマンレースはアイアンマンより距離が長く、大きな挑戦とされている。
今泉さんは持久力に自信があり、ハワイの世界選手権での健闘を誓っている。
静岡県伊豆の国市のトライアスリート、今泉瑞希さん（31）が7月にカナダ・ペンティクトンで開催された総距離515キロを3日間で競うウルトラマン・トライアスロン大会（水泳10キロ、自転車420キロ、ランニング85キロ）に初挑戦し完走した。15日に山下正行市長を表敬訪問し、出場権を得たハワイの世界選手権での健闘を誓った。
ウルトラマンレースは、トライアスロン競技で鉄人の称号で呼ばれるアイアンマンレース（総距離226キロ）より距離が長く、完走すること自体が大きな挑戦といわれる。表敬訪問では暑さに悩まされたことや、カナダのアップダウンが伊豆と似ていて、ここでのトレーニングが生きたことなどを報告した。
群馬県出身の今泉さんは練習環境を整えるため、昨年6月に都内から移住してきた。月に1度は獲得標高（登った標高の累計）が3000メートルを超える約200キロの伊豆半島一周サイクリングやトレイルラン（登山道のランニング）など、地形を生かしたトレーニングを重ねてきた。
大学時代にフルマラソンを完走したのがきっかけでトライアスロンの扉をたたいた。これまでにアイアンマンレースは4回完走。ウルトラマンレース初挑戦の今大会には男女9人が参加し、8人が完走した。1993年からの完走者は211人、日本人女性では2人目という。
今泉さんは「持久力には自信がある。課題はスピード」という。ハワイでのウルトラマン世界選手権には来年以降に出場予定で、好タイムも目指す。【若井耕司】
