劇的にフォームを変えた〝魔法〟のような助言 トライアルゴルフ&リゾート若宮コースで実感した成長と、スコアに結びつかないゴルフの奥深さと

AI要約

ゴルフ企画でアベレージ90台を目指す筆者が福岡県のコースで挑戦。前に受けたレッスンの成果でアプローチが改善し、驚くほどの変化を実感。

ゴルフテックでアイアンとアプローチのレッスンを受け、クラブの握り方を変えたことでスイングやインパクトが向上。体を使った打ち方が意識できるようになった。

以前の知識に囚われることなく、新たなアプローチを試みることで成果を上げた筆者。一目瞭然の違いを実感し、ゴルフにおける新たな発見を得た。

劇的にフォームを変えた〝魔法〟のような助言 トライアルゴルフ&リゾート若宮コースで実感した成長と、スコアに結びつかないゴルフの奥深さと

 西スポWEB OTTO!のゴルフ企画「スコア100、90、80の壁に挑戦」は今回、アベレージ90台を目指す筆者が、福岡県宮若市の「SUNGOLF&RESORTS 若宮コース」に挑戦した。ラウンド前には、国内最大級のゴルフ関連ポータルサイト「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」が運営するレッスンスクール「ゴルフテック福岡天神店」でアイアンとアプローチのレッスンを受けた。その成果で、自分でも驚くほどの改善が見られた。

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 こんなにも変わるのか。率直な感想だ。1番ミドル(342ヤード)。ティーショットがやや右に外れ、グリーンまで60ヤードを残して迎えた3打目。ピッチングで寄せた打球はピンそばに近づいた。4番ショート(138ヤード)もワンオンを逃したが、2打目のアプローチも50ヤードを確実に寄せた。

 

 最近の最大の悩みはアプローチだった。グリーンの手前まで近づいても、そこから寄らない。その余計な1打がスコアメークに足を引っ張っていた。

  ラウンド前、ゴルフテックでレッスンを受けた。私の傾向として、アイアンは打球の打ち出しからやや右方向に飛び、あまり距離が出ない。課題を正直に伝え、何度かスイングを繰り返すと、西瑞樹コーチから意外な一言が返ってきた。

 「クラブの握り方を変えてみましょうか」

  今までは右手の小指と左手の人さし指をクロスして軽く握っていた。西コーチからは親指以外の4本の指の根元で握った上で、手のひらをグリップにかぶせるように持つことをアドバイスされた。これまではクラブを持っても見えなかった左手の甲がしっかり見える。この握りだと、左肘の外側の筋肉が張っている。うまくいくのか。恐る恐るスイングすると、インパクトの瞬間に伝わる打感がまったく違った。

 グリップの握りを変えたことで、スイングの軌道も自然と変わり、インサイドアウトになってきた。しっかりと体を使って打つことが意識できるようにもなり、この形で練習を繰り返す前と後の写真を比較すると違いは一目瞭然だった。

  これまで雑誌や動画で得た知識を参考に、フォームやクラブの軌道ばかりを考えていた。アイアンがボールに当たる際の「ドスン」という音を出したくて、打ち込むようなフォームもやってみた。そのすべてに手応えを得られなかったが、まさかクラブの握りを変えるとは…。