ソフトバンク育成2年目が貫く「積極打法」昨季は公式戦初打席で三塁打 今季も「積極性は変えないように」 初回の初球安打で猛攻呼び込む

AI要約

ソフトバンクの育成2年目、佐藤航太外野手が、初回の猛攻の口火を切る先頭打者安打を放つ。

佐藤航は積極的な打撃を貫き、5打数1安打を記録。昨季に続き、2軍で結果を残している。

自身の成長を重ね、2軍での定着を目指す佐藤航の姿が光っている。

ソフトバンク育成2年目が貫く「積極打法」昨季は公式戦初打席で三塁打 今季も「積極性は変えないように」 初回の初球安打で猛攻呼び込む

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク11―3中日(13日、タマスタ筑後)

 ソフトバンクの育成2年目、佐藤航太外野手(20)が、初回の猛攻の口火を切る先頭打者安打を放った。

 「1番左翼」でフル出場。初回に先発福田幸之介の初球の直球を左前に運ぶと、後続も快音を連ねて一挙5点。「どんどん振っていこうと思って」。積極打法を貫いた佐藤航は第3打席以外は全て初球を振り、この日は5打数1安打だった。

 青森・八戸学院光星高から2023年に育成ドラフト11位で入団。パンチ力と俊足が魅力の右打者で、1年目の昨季はウエスタン・リーグに1試合出場し、代打で公式戦初打席初安打となる三塁打を放った。

 昨季は1軍で体調不良の選手が出て2軍の選手が昇格。3軍も韓国遠征中だったために2軍戦に招集された。今季は2軍戦3試合で12打数4安打、打率3割3分3厘と結果も残しており、「急に呼ばれた昨季とは違うけど、積極性は変えないように」と話す。

 8日の中日戦で今季初めて2軍戦に出場。この試合も「1番左翼」でフル出場して4打数無安打だったが「緊張して、変に力が入った。ただ、球の見え方とかは悪くなかった」。その言葉通りに10日の広島戦で3打数3安打。「力が入らず楽に打てた」と振り返った。

 自身の全打席の動画は何度も見直す。コーチの指導が分からなければ、その場で何度でも質問する。「(3軍とは)投手の球が違う。もっと体をつくって、まずは2軍に定着できるようにしたい」。一心不乱に野球に打ち込み、今の自分がどれだけやれるかをアピールする。(浜口妙華)

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