【DeNA】東克樹が9勝目「序盤から力が出て逆に怖かった」天敵の広島・小園を攻め方変え抑える

AI要約

DeNAの東克樹投手が広島戦で素晴らしい投球を見せ、8回まで3安打無失点の快投を披露し、9勝目を挙げた。

東克樹投手は天敵の小園を攻略し、試合前の不安を払拭。チームを勝利に導いた。

東克樹投手は真夏の中5日を経ても長いイニングを投げ、19イニング連続無失点を達成。自らを律する姿勢を示した。

◇13日 広島0―6DeNA(マツダスタジアム)

 DeNAの東克樹投手が試合中盤まで完全試合ペースの快投を演じ、8回まで3安打無失点。チームの広島戦連敗を5で止め、自身は9勝目を挙げた。

 「序盤から力が出て逆に怖かったというか、肩肘が飛ぶんじゃないか不安があった。でもストレートでしっかり押すことができた」

 試合前まで今季17打数12安打、打率7割6厘と打たれていた天敵の4番・小園に攻め方を変え、直球勝負。4打数無安打に抑えた。リードした捕手の山本は「球速も出ていたし、東さんも(配球に)応えてくれた。チームを勝たせたい気持ちがすごい強い人。本当のエース」と絶賛した。

 首位の広島を倒すため、真夏の夜に今季初の中5日を指令された。東は「球数少なく長い回投げることを心掛けた」と振り返る。これで19イニング連続無失点。6回1死で石原に右前打されるまでは完全試合ペースで1人の走者も許さなかった。

 快挙への色気について「僕は三振を取るピッチャーじゃない。前に飛ばさせるピッチャーなのでいずれは打たれる」。緊張感が途切れても揺るがなかった。ヒーローインタビューの最後には「まだまだ優勝を狙える位置にいるので一戦一戦大事に戦っていきます」。3連敗を阻止したエースはトーンを上げて叫んだ。