夏に入って好調の湘南が首位町田撃破!「ゲームの流れを読めるようになった」7月8月4勝1分で降格圏脱出

AI要約

湘南ベルマーレが首位町田を破り、5戦連続負けなしを達成。

MF池田昌生が前半を耐え抜いた後、後半3分に得点し先制点を奪う。

監督や選手は前節の反省を踏まえ、チームの成長と勝利に喜びを示す。

夏に入って好調の湘南が首位町田撃破!「ゲームの流れを読めるようになった」7月8月4勝1分で降格圏脱出

[8.11 J1第26節 町田0-1湘南 Gスタ]

 春先は低迷した湘南ベルマーレだが、7月に入ってから連勝街道、前節こそ引き分けたが、敵地で首位町田を破って負けなしを5戦に伸ばした。つい先日まで降格圏に沈んでいた順位も、15位へと浮上した。

 前半を耐えたことが勝利に繋がった。日本代表MF相馬勇紀ら強力な個にチャンスを作られたが、クロスバーに助けられるなど無失点で終える。すると後半3分、MF田中聡の縦パスを反転しながら受けたMF池田昌生が右足で流し込んで先制点を奪った。

 ストライカーのような得点シーン。パスを貰う前に田中とは目が合ったという。普段の練習から田中には要求していたと話す池田は、「いいポジションをとれたのが一番ですけど、聡がいいボールをくれた。そのあとはイメージしていたので、イメージ通りにできたと思います」と納得の表情をみせた。

 チームとしては前節の反省を生かせたという。7月の戦いを3連勝で終えて中断期間に入った湘南は、リーグ再開初戦の前節・福岡戦でもリードを奪って試合を進めた。しかし終了間際の失点によって、引き分け持ち込まれていた。

 山口智監督も「首位相手でタフなゲームになると予想したけど、前節のロスタイムに追いつかれた悔しさをぶつけたいと思ってやれた」と十分に意識していたことを明かす。そして「選手がゲームの流れを読めるようになったことが大きい」とイレブンの成長に目を細めていた。