【札幌便り】地元新潟パワー受け重賞初制覇へ ロジリオン永野騎手「何とかいい結果を出したい」

AI要約

永野猛蔵騎手が9カ月ぶりに新潟競馬場で騎乗することが決定し、関屋記念で期待の3歳馬ロジリオンと初コンビを組む。

永野騎手は重賞制覇と故郷での重賞制覇に向けて意気込みを示し、ファンや家族の熱い応援を感じつつ自身の責任感を強く意識している。

実家が新潟競馬場から近い場所にあり、10歳から乗馬を始めた永野騎手はふるさとへの思い入れが力になっている。

 この夏は北海道を拠点としている永野猛蔵騎手(21=伊藤圭)は、昨年10月末以来、約9カ月ぶりに地元の新潟競馬場での騎乗を予定しています。メインの関屋記念では期待の3歳馬ロジリオン(牡、古賀)と初コンビを組みます。自身初となる重賞制覇、そして故郷での重賞制覇がかかる一戦を地元の熱い応援が後押しします。

 「なかなか重賞で人気馬に乗せていただけるチャンスはないですし、恵まれているなと思います。こうしていいチャンスをいただいてオーナー、関係者の方々に感謝しています。新潟で乗るのを楽しみにしてくれている人が多いですし、応援にも家族や知り合いの方々がみんな見に来てくれるみたいです。いい結果を待ち望んでくれていますし、いいチャンスをいただいたので何とかいい結果を出したいです」。任せられた責任感を感じるとともに有力馬との重賞参戦へ胸を弾ませています。

 ロジリオンの1週前追い切りに騎乗するため、先週木曜は美浦に駆けつけ感触を確かめました。「いい馬だなと感じましたし、今週も順調だと聞いています。乗りやすいですし、思っていた感じと一致しました。レースでは力みが出ると聞いているのでその辺をうまく対応していければ。折り合いを付けたいですね」。好感触を得てレースでのイメージを膨らませています。

 実家は新潟競馬場から車で10分ほどの場所にあり、小学5年生からそこで乗馬を始めました。馬乗りの基礎を学び、思い出がたくさん詰まったふるさとの地が目に見えないたくさんのパワーを永野騎手に与えてくれることでしょう。

 今週末からお盆休みに入る方も多いのではないでしょうか? 今週は新潟、中京、札幌の3場開催。ぜひとも競馬場に足をお運びいただき、熱い声援で人馬にパワーを送っていただければと思います。【井上力心】