大阪桐蔭の“経験値”に脱帽 興南監督が語った悔い 夏の甲子園

AI要約

興南は大阪桐蔭に0-5で敗れ、我喜屋監督は前半のミスや展開に悔いを残すと述べた。

先発投手の田崎は好調なスタートを切ったものの、相手打線に対応されて5点を許す展開となった。

大阪桐蔭の体格や振りが良く、経験を感じさせる攻撃で興南を圧倒した。

大阪桐蔭の“経験値”に脱帽 興南監督が語った悔い 夏の甲子園

 第106回全国高校野球選手権大会は第2日の8日、阪神甲子園球場で1回戦があり、2年ぶり14回目出場の興南(沖縄)が大阪桐蔭に0―5で敗れた。興南・我喜屋優監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇興南・我喜屋優監督

 前半にミスが絡んで5点取られて思いがけない展開となった。前半で1~2点取れていたらいい展開にできたと思うので悔いが残る。多くの選手を使いたいと考えていたが、展開的にこれが精いっぱいだった。

 (先発の田崎颯士=りゅうと=投手は)非常にいい形でスタートしたが、安打、四球、長打を許してしまい、彼にとっては悪い展開となってしまった。打線が九回までに追いついてくれると思ったが、相手投手が粘り強く、変化球の的が絞れなかった。

 (先制点を奪われた三回の田崎の投球は)速い球を持っている投手は直球を投げたがる。大阪桐蔭さんは田崎の直球に対応する練習をしっかりやってきたなという印象だった。三、四回はそれがよく分かる場面だった。

 (大阪桐蔭打線の印象)体格も良いし、振りも良い。何より大事なところでたたみかけて(攻撃できる)のは場慣れ、過去の経験(の多さ)を感じた。うちは沖縄大会で経験不足からのミスが多かった。実戦を増やしたり、なるべくたくさん甲子園の話をするようにしたりしていた。試合前には「甲子園に来たら伸び伸びやるしかない」と伝えていたが、全体的に(甲子園の)場に慣れるのが少し遅かった。