【レスリング】須﨑優衣の最強復活!圧倒の銅獲得も涙で”合掌ポーズ”、次の五輪へ金メダル誓う

AI要約

須﨑優衣がパリ五輪レスリング50kg級で銅メダルを獲得し、涙で感謝のポーズを取った。

苦しい2日間を乗り越えた須﨑は、支えてくれた人への感謝を述べた。

敗退から立ち直り再び目標を掲げる須﨑と、ロス五輪への意気込みが示された。

 8月7日、パリ五輪レスリング50kg級では、須﨑優衣(キッツ)が3位決定戦でオクサナ・リバチ(ウクライナ)と対戦し、相手に何もさせず10-0のテクニカルフォール勝ち。最強復活で銅メダルを獲得した。

  前半戦はバックからのローリングなどで8-0、後半戦もすぐにバックを取り2点追加し圧勝したが、勝利の瞬間、涙で合掌のポーズ。

 このポーズは「金メダルを届けられなくて申し訳ない気持ちと、応援してくれた人への感謝の気持ち」と試合後に答えた。

 試合後のインタビューで須﨑は「昨日初戦で敗退してから本当に苦しい2日間だったんですけど、周りの方々が背中を押してくれて立ち直らせてくれたので、支えてくださった方々に心から感謝したいです」気持ちを切り替えて立ち直れたことを明かした。

そして、この3位決定戦では国内外から客席から大きな声援が届いた。

「オリンピックチャンピオンの須崎優衣じゃなかったら価値がないと思っていたんですが、負けたにも関わらず私に声援を送ってくれて、信じてくれて感謝したいですし、オリンピックチャンピオンになる姿をもう一度見せたいので、後4年、頑張っていきたいと思います」とロス五輪へ気持ちを新たにした。

 須﨑は6日、一回戦で2点リードをした試合時間残り9秒でビネシュ・フォガト(インド)のタックルで倒されバックに付けられると4点を奪われた。そしてまもなく時間切れでまさかの敗退でこれまで積み上げた94連勝と五輪連覇の夢がストップ。須﨑はフォガトが決勝まで勝ち進んだことから敗者復活戦に進めることになりこの銅メダルの獲得につながった。

 これから一から再び連勝記録を積み上げることになるが、次の五輪へ再び圧勝の勇姿に期待したい。

(イーファイト 格闘技編集部)