石垣、背番号1の覚悟 春夏制覇へ初戦突破―高校野球・健大高崎

AI要約

春の王者、健大高崎は2年生石垣の好救援で接戦を制した。

0―0の四回、1死満塁で登板し、強気な投球でピンチをしのいだ。

最速154キロ右腕は冷静な投球で最後まで無失点をキープ。

選抜大会のリレーで貢献し、新たなエースとして奮起している。

佐藤の不在にショックを受けつつ、自身がチームの大黒柱として覚悟を新たに臨んでいる。

石垣、背番号1の覚悟 春夏制覇へ初戦突破―高校野球・健大高崎

 春の王者、健大高崎は2年生石垣の好救援で接戦を制した。

 

 0―0の四回、1死満塁で登板。「ここでゼロに抑える」と気持ちを奮い立たせると、直球中心の強気な投球。最初の打者を一ゴロ併殺打に仕留めてピンチをしのいだ。

 最速154キロ右腕は伸びのある直球にカーブやスライダーを織り交ぜ、最後まで無失点。「もう少し球速が出るかなと思ったが、欲を出し過ぎないように意識した」と冷静な投球が実った。

 選抜大会では佐藤との2年生リレーでつなぎ、チームの初優勝に貢献。群馬大会でチームを引っ張ってきた佐藤は、左肘のけがで選手権大会はメンバー外となり、石垣が背番号1を受け継いだ。

 ライバルとして共に切磋琢磨(せっさたくま)してきた佐藤の不在にショックを受けながらも、自身がエースとして役割を果たそうと奮起。「佐藤の分も自分が全試合投げるつもりでこれから戦っていきたい」。大黒柱として覚悟を新たに臨んでいる。