“マッチョな女子柔道家”出口クリスタ、MMA転向は?金メダルに伝説のUFC王者も祝福

AI要約

長野出身の出口クリスタが柔道女子57kg級で五輪初優勝を果たし、ジョルジュ・サンピエールも祝福。出口はMMA転向について言及。

出口は32歳になる頃に五輪に終止符を打つ考えを示し、MMA挑戦には難色を示す。

ケイラ・ハリソンやロンダ・ラウジーの成功例を挙げながら、出口の今後が注目される。

“マッチョな女子柔道家”出口クリスタ、MMA転向は?金メダルに伝説のUFC王者も祝福

 パリ五輪(29日)、柔道女子57kg級では、長野出身の出口クリスタ(カナダ)が悲願の五輪初優勝を決めた。その快挙にUFC殿堂入りした伝説の王者ジョルジュ・サンピエールもSNSで祝福。出口は今後について、総合格闘技(MMA)転向についても言及した。

 出口はMMA好きで知られ、同じカナダのジョルジュ・サンピエールのファンだ。優勝後、サンピエールがteamcanadaのインスタに祝福コメントを送り、出口も「Thank you. You are my hero」と返している

 さて、出口の今後はどうか。カナダメディアのインタビューに、4年後は連覇を目指すかと聞かれ「その時だと、私は32歳くらいになっているので….」とこれで五輪は一区切りという姿勢を示した。

 そこでインタビューアーが「(過去五輪柔道で)金メダルを獲ったケイラ・ハリソンがMMA転向しましたが、あなたは興味ありますか」の問いには、しばらく考え込み、「殴るのは好きなんですが、自分が殴られるのは嫌いです。なので、たぶん、MMA挑戦はないかも」とMMA転向は打撃の部分で難色を示している。

 ケイラ・ハリソンはロンドン、リオと柔道女子78kg級で金メダル。以降、MMAに転向しPFL女子ライト級トーナメント2019・2021王者と圧倒的強さを示し、UFC世界女子バンタム級ランキング3位となっている。北京五輪の柔道で銅メダルを獲得したロンダ・ラウジーもMMA転向後はUFC王者となっており、出口の活躍に期待させられるが、その決定まではもう一歩のようだ。

  出口は美女ながらマッチョなボディを持ち、パワフル柔道で昨年5月の世界選手権ではオール一本勝ちでの優勝が印象的だ。今回のパリ五輪では2回戦でヒメネス(パナマ)に大内刈りで一本、準々決勝は背負い投げで技あり、決勝は今年の世界女王フ・ミミ(韓国)を延長反則で下した。果たして今後は、その動向に注目される。