トルコ大統領が開会式批判 ローマ教皇と電話会談

AI要約

トルコ大統領エルドアンがパリ五輪開会式の批判を表明

開会式に登場した「ドラァグクイーン」がキリスト教団体から非難を浴びる

エルドアン大統領は宗教的価値観が嘲笑されたと主張

 【イスタンブール共同】トルコ大統領府は1日、エルドアン大統領が同日、ローマ教皇フランシスコと電話会談したと発表した。エルドアン氏はパリ五輪開会式について「不道徳な行為が怒りを招いた」と批判した。

 開会式では派手な女装の「ドラァグクイーン」らが登場した場面が、キリストが処刑される前夜の弟子たちとの夕食風景を描いたダビンチの名画「最後の晩餐」をパロディー化したとして、キリスト教関連団体などから非難を浴びた。

 エルドアン氏は会談で「表現の自由と寛容を装って人間の尊厳を踏みにじり、宗教的、道徳的価値観が嘲笑された。イスラム教徒も怒らせた」と主張した。