【五輪代表】誕生日で初先発の川崎颯太「このチーム頼もしい」負傷は「絶対無理な感じでもない」

AI要約

日本がイスラエルを1-0で下し、3連勝で首位突破を決めた。

途中出場の細谷真大が決勝点を奪った。

負傷退場した川崎颯太は状態を明かし、23歳の誕生日に初先発を飾る。DF半田陸も含め、チーム全体が一体感を示した。

<パリオリンピック(五輪):サッカー・イスラエル0-1日本>◇30日◇男子1次リーグD組◇ボジョワール競技場

 【ナント(フランス)30日(日本時間31日)=佐藤成】男子の日本がイスラエルを1-0で下し、3連勝で首位突破を決めた。途中出場のエースFW細谷真大(22=柏レイソル)が決勝点を奪った。8月2日(同3日)の準々決勝では、前回東京大会の準決勝で敗れたC組2位のスペインとぶつかる。

 試合終盤にピッチに倒れて途中交代したMF川崎颯太(23=京都サンガF.C.)が状態を明かした。

 相手と競り合ったあとに腰付近を気にしながら、担架で運ばれてピッチを後にした。「ちょっと痛みはあったんですけど、90分やろうと思ってたんですけど。最後の競り合いの時にちょっと痛めてしまったんで、交代せざるを得なかった」と明かした。

 痛めた箇所については「後ろらへんです。ここってのはないんです。後ろですね」。負傷退場からやや時間が空き、痛みに関して問われると「それはゼロではないですけど、もう絶対無理という感じでもないですし、本当にやることやってと思います」と先を見据えた。

 この日が23歳の誕生日だった。記念すべき日に大舞台で初先発を飾った。試合直後は硬さもみられたが、徐々にリズムをつかんだ。「周りの人たちもみんな大丈夫だよって声掛けてくれたんで、本当にやりやすい環境だった」と振り返った。

 離脱したDF半田陸(22=ガンバ大阪)も含めて「23人全員で」が合言葉だ。拮抗(きっこう)した展開の試合をものにし、「全員の力で勝った、もぎ取った勝利だと思いますし、自分は最後まで出られませんでしたけども、全員がほんと戦ってるのを見てましたし、ほんとにこのチーム頼もしい限りだなと思います」と一体感に手応えを示した。