【大村ボート SG第29回オーシャンカップ】24年SG初優出の茅原悠紀は虎視たんたんと

AI要約

茅原悠紀が大村28日12R優勝戦で優勝し、SG戦線で初めてファイナルまで進んだ。

茅原は調整が功を奏し、直前の決断がSG優勝につながった。

茅原は14年以来2度目のSG制覇に挑む姿勢を見せている。

 <大村28日12R優勝戦>優勝戦ラスト1議席を獲得したのは茅原悠紀(37=岡山)だった。3号艇で出走した27日の準優勝戦11R。3コースから全速ターンを放つと、2号艇の峰竜太を引き波にハメて2番手に躍り出た。その後も3番手以下を寄せ付けず、2着でゴールイン。今年のSG戦線で初めてファイナルまで駒を進めた。

 展示航走直前に行った調整が吉と出た。「直線で優勢になればターンも決まると思ってチルトを0.5度に上げた。直前にプロペラも叩いて、伸びに振っていきました」。この決断が奏功し、昨年のグランプリ以来7カ月ぶりのSG優勝戦は果たした。

 優勝戦は4号艇。「今年のSGでは準優勝戦にも乗れていないので大きなことは言えない。ゴールして3連単に絡めるように頑張ります」。14年平和島グランプリ以来、2度目のSG制覇に挑む茅原は静かに爪を研いでいる。