菊池、移籍の可能性高く 米大リーグ・ブルージェイズ
ブルージェイズの菊池は踏ん張れず、逆転2ランを許して白星ならず。
トレード候補となっており、30日のトレード期限を控えて不安定な状況。
菊池は感慨深く、ファンの拍手に包まれながら可能性に思いを馳せる。
ブルージェイズの菊池は踏ん張れなかった。
勝ち越し点をもらった直後の五回、高めに浮いた変化球を狙われ、逆転2ランを許した。「ついていなかった部分もあり、走者をためて難しい試合になった」。1カ月半ぶりの白星はならなかった。
今月30日のトレード期限を控え、その候補の一人となっている。数日前、アトキンス・ゼネラルマネジャーから「トレードがある確率の方が高い」と伝えられた。菊池は「きょうが(ブルージェイズでは)最後かな」との思いで備えた。
五回途中5失点ながら、降板の際は本拠地のファンの拍手に包まれ、菊池は帽子を取って応えた。「3年間このチームでやってきてよかったと、まだ(移籍は)決まっていないが、そう思った」と感慨深げに話した。