総崩れの4連敗 最下位避けたい日本―ラグビー7人制〔五輪〕

AI要約

日本は2日間で4試合に全敗し、40失点以上を喫した。石田吉主将も情けなさを口にし、チームの実力差とミスが露呈した。エイモー監督も強化や支援体制の見直しを訴えている。

男子ラグビーセブンズの東京五輪からの課題が残ったままであり、27日の11位決定戦での勝利が求められている。チーム全体が1年間の努力を結集し、白星で結びたいと石田吉はコメントした。

経験の浅いチームとして苦しむ日本男子ラグビーセブンズは、国内トップレベルの大会不足やワールドシリーズ昇格の難しさに直面しており、改善が急務である。

 日本は2日間で4試合に全敗。

 いずれも40失点以上を喫した。9~12位決定予備戦でもサモアに大敗し、石田吉は「今までで一番情けない。五輪に出るのにふさわしくない試合」。いつもは歯切れの良い主将が、何度も言葉に詰まった。

 実力差にミスも加わった。サモア戦は序盤から簡単にトライを献上。粘りが求められた後半には、乱れたパスを拾われて突き放された。野口は「世界との差を痛感している」とうなだれた。

 惨敗した東京五輪からの課題が残ったままだ。男子の国内トップレベルの大会は存在せず、最高峰のワールドシリーズにもなかなか昇格できない。「われわれは経験の浅いチーム」とエイモー監督。強化や支援の体制を根本的に見直す時が来ている。

 最下位を避けるためにも、27日のウルグアイとの11位決定戦は負けられない。「みんなで1年の3分の2を一緒に過ごし、7人制に懸けてきた。最後は勝って終わりたい」と石田吉。白星なしで帰国するわけにはいかない。