大谷翔平、後半戦で三振急増 6戦12K、2戦連続3三振…課題の後半戦で再加速なるか

AI要約

大谷翔平投手がジャイアンツ戦で4打数無安打に終わる

ドジャースは逆転負けを喫し、後半初黒星

大谷の後半戦の三振数増加に注目

大谷翔平、後半戦で三振急増 6戦12K、2戦連続3三振…課題の後半戦で再加速なるか

◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(24日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が24日(日本時間25日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3三振を喫するなど4打数無安打に終わった。ドジャースは逆転負けを喫して後半戦6試合目で、後半初黒星を喫した。

 ジャイアンツの先発は21年サイ・ヤング賞左腕のレイ。トミー・ジョン手術から復活登板だった。大谷は初回先頭の1打席目で初球を捉えて左飛。飛距離351フィート(約107メートル)という大飛球で、データサイト「ベースボールサバント」によると、メジャー30球団の本拠地のうち、13球場では柵越えだった当たりだったが、あとひと伸び足りなかった。2、3打席目はともに最後は高めの直球に手が出て空振り三振を喫した。

 7点を追う8回無死一塁の4打席目には、これまで4打席4三振を喫してた救援左腕・ミラーと対戦して、低めのチェンジアップに反応でき見逃し三振。またしても天敵を攻略することが出来なかった。

 チームは後半戦ここまで5勝1敗。大谷も23打数6安打の打率2割6分1厘、1本塁打、4打点と決して悪い成績ではない。だが、後半戦になって三振の数が急増。6試合で12三振を喫し、1試合3三振がすでに3度ある。前半戦は94試合で93三振、1試合3三振は6度だったが、後半戦6試合に入ってから、高めの直球などに苦しみ、三振が増えているのがやや気になる所だ。

 大谷はこれまでも6、7月が調子のピークで、後半戦は故障などもあって成績を落とすことが多かった。今季はこれまでと違って、プレーオフ争い、プレーオフでの戦いもあり、高いモチベーションは維持されるはず。シーズン終盤の、「ヒリヒリ」した中での大谷にも注目だ。