福来剛、「空気の入れどころが違う」ビッグレースの雰囲気に心躍る【大村ボートSG「オーシャンカップ」】

AI要約

久々に味わうビッグレースの雰囲気に心が躍る。初日の6Rで福来剛が競り勝ち3着でゴールし、2年ぶりの大舞台に喜びを感じる。

愛機の調子も良く、福来は予備1位から繰り上がり出場。ベスト18入りを目指し、フルスロットルで挑む決意を固める。

福来は前検でペラを叩き変え、形に徹する反応を見せる。タイムも思わぬ結果が出ており、期待感を高めている。

◇23日 SG「第29回オーシャンカップ」初日(長崎県・大村ボート)

 久々に味わうビッグレースの雰囲気に心が躍る。原田幸哉の前付けで進入からもつれた初日6R。冷静に5カドを選択した福来剛(43)=東京=は、2周2マークで原田に競り勝ち3着でゴール。2022年のとこなめダービー以来、約2年ぶりの大舞台に「普段はそんなにアグレッシブにならない方も進入からアグレッシブになる。自分はいつも通りにいったけど、やっぱり(SGは)空気の入れどころが違いますね」とうれしそうに話す。

 前検はそれほど悪くはなかった38号機だが、初戦を前に自分の形にペラを叩き変えた。「立ち上がりは鈍いけど、ターンで水をかいている感じがすごいあった。最近、直線タイムが出ないけど今節は思いのほかタイムが出ている。エンジン自体も悪くないし、こっちの方向性でいけるんじゃないかな」と思惑通りの反応が出た愛機に目を細める。

 2日目は3Rの4号艇。予備1位からただ一人の繰り上がり出場だけに「自分は(予選が)1走少ないし、取りこぼしはできない。少しでもペラでいいところを探して、1走1走を大事にいきたい」と福来。まずはベスト18入りを目指し、フルスロットルでレバーを握る。