フェルシュホーが優勝。アントネッリは一時トップ快走もタイヤ選択に泣く。宮田莉朋13位|FIA F2ハンガロリンク スプリントレース

AI要約

リチャード・フェルシュホーがF2直下のFIA F2第9戦のスプリントレースで優勝。

アントネッリが首位争いを展開するも、タイヤデグラデーションで後退。

フェルシュホーが再びトップに立ち、マイニ、マルタンスを抑えて優勝。

フェルシュホーが優勝。アントネッリは一時トップ快走もタイヤ選択に泣く。宮田莉朋13位|FIA F2ハンガロリンク スプリントレース

 ハンガロリンクを舞台に開催されているF1直下のFIA F2第9戦。7月20日(土)のスプリントレース(レース1)では、リチャード・フェルシュホー(トライデント)が優勝した。

 F2のスプリントレースは、タイヤ交換義務のない28周のレース。スタートではポールスタートのフェルシュホーが順当に首位をキープし、2番手には勢いのあるアンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ)がポジションを上げた。

 各ドライバーによって使用するタイヤコンパウンドの選択が分かれ、フェルシュホーがハードタイヤを履く一方で、アントネッリはソフトタイヤを履いた。追いかけるアントネッリは早めに首位に立っておきたいと考え、4周目のターン1でフェルシュホーを抜き去った。

 アントネッリは首位に立って以降も好ペースで飛ばし、2番手フェルシュホー以下との差を拡大していった。ただ、10周を過ぎるとハードタイヤ勢がソフトタイヤ勢を上回るように。アントネッリは次第にハードタイヤを履く2番手フェルシュホー、3番手クシュ・マイニ(インヴィクタ)の接近を許した。

 アントネッリは激しいタイヤデグラデーション(性能劣化)に苦しめられ、17周目のターン1では止まりきれず。一気にフェルシュホー、マイニに交わされて3番手に後退すると、その後ズルズルとポジションを落としタイヤ交換を余儀なくされた。

 再びトップに立ったフェルシュホーは、マイニに対して約1.5秒のギャップを保ちトップチェッカー。一時はトップを奪われるも、危なげないレース運びでスプリントレースを制した。

 2位にマイニ、3位にヴィクトー・マルタンス(ARTグランプリ)が入った。

 宮田莉朋(ローディン)は13位。フォーメーションラップでのストールによってピットレーンスタートとなったチームメイトのゼイン・マローニをなんとか抑え込んだ。なおアントネッリはローディン勢の後ろ15位でのフィニッシュだった。