【ユーロ】欧州選手権決勝に臨む2チームの選手市場価値比較 イングランドがスペインに1.5倍差

AI要約

スペインとイングランドの選手の市場価値を比較した結果、イングランドの選手の合計市場価値がスペインの1.5倍以上であることが明らかになった。

スペインの最も高額な選手はMFロドリであり、250万ユーロで最も低い選手はDFヘスス・ナバスである。一方、イングランドには1億ユーロ以上の選手が5人おり、最低の選手はDFトリッピアーである。

マルカ紙は、市場価値の差にもかかわらず、ピッチ上での実力の差はまだ見られないと指摘している。

【ユーロ】欧州選手権決勝に臨む2チームの選手市場価値比較 イングランドがスペインに1.5倍差

 スペインとイングランドは14日に欧州選手権決勝で対戦する。スペイン紙マルカ電子版が13日に両チームの選手の市場価値を比較した。

 ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」の見積もる選手の市場価値によると、今大会6連勝と絶好調のスペインの合計は9億6500万ユーロ(約1592億2500万円)。一方、苦しみながらも決勝まで勝ち進んできたイングランドの選手の市場価値合計は15億ユーロ(約2475億円)となっている。

 スペインで最も高額な選手はMFロドリで1億2000万ユーロ(約198億円)。これに17歳の誕生日を迎えたばかりの今大会唯一の未成年選手であるFWヤマルが9000万ユーロ(約148億5000万円)、負傷離脱したMFペドリが8000万ユーロ(約132億円)、多くのクラブに狙われているFWニコ・ウィリアムズが6000万ユーロ(約99億円)で続いている。一方、市場価値が最も低い選手は38歳のDFヘスス・ナバスで250万ユーロ(約4億1250万円)。

 対するイングランドはMFベリンガムが1億8000万ユーロ(約297億円)で、ブラジル代表FWビニシウス、フランス代表FWエムバペ、ノルウェー代表FWハーランドと並び世界トップ。

 さらにFWフォーデンが1億5000万ユーロ(約247億5000万円)、FWサカが1億4000万ユーロ(約231億円)、MFライスが1億2000万ユーロ(約198億円)、FWケインが1億ユーロ(約165億円)と、1億ユーロの大台を超えている選手を5人も抱えている。一方、最低は33歳のDFトリッピアーで1000万ユーロ(約16億5000万円)となっている。

 このように市場価値に関してイングランドがスペインに1.5倍以上の差をつけているものの、マルカ紙は「今のところピッチ上でこの差は見られない」と指摘している。(高橋智行通信員)